スイッチトキャパシタによるコンバータの高効率化・小型軽量化・高電力密度化技術とその応用 <オンラインセミナー>

~ スイッチトキャパシタコンバータ(SCC)の基本回路と動作原理、SCCおよびコンデンサを利用した電力変換回路の応用回路、受動素子体積の数式化 ~

・回路の劇的な小型軽量化を達成するスイッチトキャパシタコンバータ技術を修得し、小型高効率な製品開発に応用するための講座
・磁性素子を必要としないため小型化、ノイズの低下、IC化の実現などの長所をもつスイッチトキャパシタコンバータの各種基礎回路から応用回路までを修得し、高性能な製品開発に活かそう!
・スイッチトキャパシタコンバータは部分影補償器やセルバランス回路へも転用可能であり、他の汎用コンバータと統合させる際にも非常に親和性の高い回路構成を有しているので、今後の幅広い応用が期待されます

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講師の言葉

 電気自動車や電動化航空機などの移動体における電力変換器には、高効率特性に加えて高い小型軽量性能が求められる。電力変換器では磁性素子(インダクタやトランス)やコンデンサ等の受動素子を高周波で充放電することで電力変換を行うが、大型部品である磁性素子が回路中において大きな体積割合を占め、電力変換器の小型軽量化の障壁となる。一方、コンデンサは磁性素子と比べてエネルギー密度が10~1000倍程度高く、小型軽量化に適する受動素子である。スイッチトキャパシタコンバータ(SCC)はコンデンサを電力変換に積極利用し、磁性素子の負担率を低減もしくはゼロにすることで回路の劇的な小型軽量化を達成する電力変換器であり、近年において精力的な研究開発が行われている。本セミナーでは、SCCの各種基礎回路をはじめ、応用回路や効率-体積特性の解析手法について解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年05月20日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電力変換器の設計・開発に携わる技術者および研究者の方
・パワーエレクトロニクス関連機器の開発に携わる技術者の方
予備知識 ・パワーエレクトロニクスに関する基礎知識があると望ましい
修得知識 ・各種スイッチトキャパシタコンバータ方式の基礎知識
・電力変換器の体積ならびに効率に関する設計・解析技術
プログラム

1.スイッチトキャパシタコンバータの背景
  (1).電力変換器を構成する部品の体積割合
  (2).受動部品の充放電エネルギー
  (3).受動部品のエネルギー密度

2.スイッチトキャパシタコンバータ(SCC)
  (1).基本回路とその動作原理
  (2).SCCの長所と短所
  (3).等価抵抗と周波数依存性
  (4).ラダー回路
  (5).Dickson回路
  (6).直並列回路
  (7).フィボナッチ回路

3.SCCおよびコンデンサを利用した電力変換回路の応用回路
  (1).インダクタを併用するPWM-SCC
  (2).共振形SCC
  (3).位相シフトSCC

4.多数個のコンデンサをもつSCCの解析―電荷移動解析

5.SCCの体積算出
  (1).受動素子体積の数式化
  (2).各種損失の数式化
  (3).パレートフロントカーブによる性能限界点の探索

6.コンバータの高効率化・小型軽量化・高電力密度化への応用
  ・産業機器への応用のポイント

キーワード スイッチトキャパシタコンバータ 電力変換器 エネルギー密度 等価抵抗 周波数依存性 ラダー回路 Dickson回路 直並列回路 フィボナッチ回路 インダクタ 
タグ 回路設計電源・インバータ・コンバータ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日