マテリアルズ・インフォマティクスを活用した素材・材料開発の効率化と実践のポイント <オンラインセミナー>

~ データ駆動型材料開発の実現に向けたマテリアルズ・インフォマティクス活用と仕組み作り、材料の最適設計をおこなう流れとスキーム ~

・データ駆動型開発を進めるための仕組み化の方法やMIを活用して成果を出すために必要な要件を修得し、開発の効率化を実践するための講座
・成果をあげている先進企業の実践事例を通して、マテリアルズ・インフォマティクスによる開発のポイントが修得できる特別セミナー!
・材料開発の在り方を変えるマテリアルズ・インフォマティクスと実験自動化への取り組みについても解説いたします

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第一部)
 マテリアルズ・インフォマティクス(MI)は、統計解析、機械学習などのインフォマティクスの手法を活用することにより、材料開発を効率化する取り組みである。当社では、2020年10月に複数の開発部署が融合することにより情報科学推進センターが発足し、全社へのMI活用の展開と開発への貢献を進めている。本セミナーにおいては、世の中の素材・材料開発を取り巻く現状と課題を俯瞰したのち、データ駆動型開発の必要性とそれによる期待や価値を説明する。また当社におけるMI活用の事例を紹介したうえで、MI活用による開発や事業への貢献に必要な人材育成や組織の仕組み化について当社の取り組みや考え方を紹介する。さらに、近年世界中で検討が進みはじめた実験の自動化についても、その可能性や世の中の動向、そして当社における将来展望について述べる。

(第二部)
 様々な製品分野に、環境適合性・生体適合性材料を導入するためには、このような材料と、周囲の材料との密着性が確保されている必要がある。
 そこで、環境適合性・生体適合性材料と金属、セラミックス、樹脂との密着強度を向上させるマテリアルズ・インフォマティクス設計技術を開発した。
 本技術では、分子シミュレーションによる剥離エネルギーデータを、直交表と応答曲面法および機械学習で分析することによって、剥離エネルギーを高める材料構成を導出する。この技術を用いて、環境適合性・生体適合性材料として検討されている様々な材料と強く接着するセラミックスや金属を設計した例を中心に紹介する。環境適合性・生体適合性材料としては、バイオマス由来(植物由来)の樹脂、生体材料(材料としてのDNAやペプチド)などを対象とする。また、通常の樹脂、金属、セラミックスについても設計事例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年04月17日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・データ活用やMIに興味を持っている材料開発の技術者の方
・データ駆動型開発を検討している、またはしたいと考えているプロジェクトリーダーの方
予備知識 ・結晶構造の基礎知識、実験計画法の基礎知識
修得知識 ・材料開発へのデータ活用とMI活用の方法
・MIを活用して成果を出すために必要な要件、考え方
・データ駆動型開発を進めるための仕組み化の方法
・向上させたい材料特性を支配する因子を特定し、その因子を最適な条件にすることで材料の最適設計をおこなう流れとスキームを修得できます
プログラム
(第一部)
1.MIの活用が必要な背景
  (1).世の中を取り巻く素材・材料開発の現状と課題
  (2).データ駆動型材料開発の実現に向けたMI活用とその期待
 
2.MIを用いた素材・材料開発の具体例
  (1).素材・材料開発へのMI活用と開発、事業への貢献事例
    a.フィルム製品の自動配合設計と品質予測システムの構築
    b.スペクトル情報を活用しての放熱材料の効率設計
    c.複数の評価結果から薬剤毒性を予測する技術構築
  (2).事業軸、技術軸からの貢献事例の分析
 
3.データ駆動型材料開発に向けた仕組み作り
  (1).データ駆動型開発を進められる人材とは
  (2).データ活用人材の育成と拡大に向けた仕組み化
    a.材料開発力、データサイエンス力、連携力
    b.データ活用人材のレベルの可視化
    c.データ活用人材の拡大の壁。どう進めるか
    d.おまけ 品質工学からもう一度パラメータ設計を理解する
  (3).データ駆動型材料開発を実現するための環境整備
    a.開発貢献、事業貢献につながるMI活用テーマの選定
    b.MI活用による成果とは。どう成果を刈り取るか
    c.インフォマティクス技術の構築と獲得
  (4).MI×実験自動化=自律化への展開と将来展望と課題
    a.MI×実験自動化で開発の在り方が変わる
    b.世の中の動向を探ってみた
    c.当社におけるMI×実験自動化への将来展望
 
(第二部)
1.技術潮流
  (1).各分野のインフォマティクス
  (2).適用分野および設計内容の変遷と今後の見通し
 
2.マテリアルズ・インフォマティクスの概要
  (1).マテリアルズ・インフォマティクスによる最適設計とは
  (2).MI最適設計手法による材料設計の流れ
  (3).適用事例の概要
 
3.材料設計効率化の課題とアプローチ
  (1).パラメータサーベイにおける課題
  (2).課題へのアプローチ
 
4.マテリアルズ・インフォマティクスによる設計・探索事例
  (1).樹脂との密着強度を向上させる金属の設計
  (2).はんだの破断伸びを向上させる添加元素の選定
  (3).樹脂との密着強度に優れたセラミックスの設計
  (4).環境・生体に適合する材料の界面密着強度を向上させる設計
  (5).薄膜配線の信頼性を高める材料設計の事例
  (6).金属とセラミックスの間に挟む接着層材料の探索
  (7).樹脂を改質する添加剤の探索
キーワード マテリアルズ・インフォマティクス データ駆動型材料開発 品質予測システム スペクトル情報 パラメータ設計 最適設計 界面密着強度 
タグ AI・機械学習界面活性剤データ解析金属品質工学材料樹脂・フィルムはんだ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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