量子化学計算の基礎と応用への実践ポイント ~ デモ付 ~ <オンラインセミナー>
~ 量子化学計算の基礎、代表的なソフトウェア・計算方法・基底関数、量子化学計算に基づく構造最適化・振動解析、化学反応の解析、電子励起状態の解析と応用 ~
・量子化学計算の基礎、主要な計算方法などを学び、理論と実践的な技術の理解を深め、研究開発の効率化に活かすための講座
・量子化学計算の基礎から理解し、化学反応や励起状態などにおける分子の複雑なふるまいを読み解くための研究開発の効率化に活かし、最先端の研究・開発の実務に対応する力を身につけよう!
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講師の言葉
このセミナーでは、初めて量子化学計算に取り組もうとする方が、基本的な理論と実践的な技術についての理解を深めることで、量子化学計算ツールを使い始めるためのしっかりとした足場を築くことを目指します。具体的には、量子化学計算の概要や主要な計算方法などの学びと、代表的な量子化学計算ツールであるGaussianやGAMESSの実践的なデモンストレーションを組み合わせることで、有機化合物の化学的性質を理論的に解析するための知識と技術を身につけることを目指します。
また、このセミナーでは、事前に資料をオンラインで共有することで、参加者が自身のペースで学びの内容を学習できるようにします。さらに、事前に質問を受け付けることで、当日はこれらに答えながら、具体的なソフトウェアの操作方法を実演します。このような学びの工夫をすることで、一方向的なセミナーに終わるのではなく、参加者の興味関心に合わせた学習体験を提供することができればと思っています。
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セミナー詳細
開催日時 |
- 2024年02月26日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、ソフト・データ・画像・デザイン |
受講対象者 |
・研究開発で量子化学計算を活用することを検討している大学や企業の研究者・技術者
・理論の詳細など、数式をたくさん使った説明には興味がなく、まずは量子化学に簡単に触れることからはじめたいと思っている方
・量子化学計算に興味はあるけれど「なんだか難しそう」と感じる皆さんに、この分野への第一歩を踏み出すことをサポートしたいと思っています
・授業で量子化学の基礎を学び、卒業研究などで量子化学計算を使ってみようと思っている大学生・大学院生
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予備知識 |
・量子化学計算の基本的な考え方
・高校レベルの物理・化学・数学の知識
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修得知識 |
・研究開発の効率化:量子化学計算を活用すると、実験前の事前検討や理論的な予測が可能となることで、実験に必要な時間・資源を節約し、研究開発のサイクルを効率化することができます
・解析能力の高度化:量子化学計算の解析結果に基づいて、化学反応や励起状態などにおける分子の複雑なふるまいを読み解くための基本的な知識とスキルを習得することができます
・最新技術への対応:量子化学計算は化学分野における研究開発の重要なツールとなっており、その基本を学ぶことで、最先端の研究・開発に対応する力を身につけることができます
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プログラム |
1.はじめに
2.量子化学計算の概要
(1).量子化学計算とは?
(2).量子化学計算を使ってできること
3.量子化学計算の代表的なソフトウェア
(1).業界標準のGaussian
(2).実演:Gaussian/GaussViewを用いたエチレンの量子化学計算
(3).無料で使えるGAMESS
(4).GAMESSを便利に使うためのWebMO
(5).実演:GAMESS/WebMOを用いたエチレンの量子化学計算
4.量子化学計算の代表的な計算方法
(1).Hartree-Fock法
(2).電子相関を考慮する計算方法
(3).密度汎関数法
(4).密度汎関数法で用いる「汎関数」
5.量子化学計算の代表的な基底関数
(1).基底関数とは?
(2).さまざまな基底関数
(3).分極関数とは?
(4).分散関数とは?
(5).オススメの計算手法と基底関数は?
6.量子化学計算に基づく構造最適化
(1).分子の安定構造の探索
(2).実演:Gaussianを用いた水分子の安定構造の探索
(3).分子の遷移状態の探索
(4).実演:Gaussianを用いた水分子の遷移状態の探索
(5).遷移状態を見つけるのが難しい場合には
7.量子化学計算に基づく振動解析
(1).分子振動とは?
(2).振動解析とは?
(3).振動解析の計算方法
(4).実演:Gaussianを用いた水分子の振動解析
(5).振動解析に基づく熱力学量の見積もり
(6).応用事例:結晶多形を振動スペクトルで見分けたい
8.量子化学計算に基づく化学反応の解析とその応用事例
(1).化学反応を理解する上で重要な考え方は?
(2).化学平衡論に基づくと…
(3).反応速度論に基づくと…
(4).実演:Gaussianを用いたブタジエンのcis/trans 異性化反応の解析
(5).応用事例:食品成分の cis/trans 異性化を促進したい
(6).応用事例:色素材料の円偏向性を制御したい
(7).応用事例:酵素反応のメカニズムを解明したい
9.量子化学計算に基づく電子励起状態の解析とその応用事例
(1).光の吸収とは?
(2).共役分子系が光を吸収すると?
(3).励起状態の計算方法
(4).実演:ホルムアルデヒドの電子励起状態の解析
(5).応用事例:発光材料が高輝度となるような設計をしたい
(6).応用事例:環境応答性をもつ色素材料を設計したい
(7).応用事例:古代ホタルが何色に光るのかを解明したい
10.さいごに(まとめ)
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キーワード |
キーワード 量子化学計算 研究開発の効率化 Gaussian GAMESS 構造最適化 振動解析 汎関数 分極関数 化学反応 化学平衡論 反応速度論 電子励起状態の解析
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タグ |
AI・機械学習、クラウドコンピューティング、システム営業、システム契約、化学、研究開発、データ解析、組み込みソフト |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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