全固体電池の基礎と実用化に向けた安全性および開発動向 <オンラインセミナー>
~ 電解液系電池の発火問題、固体電解質の種類と温度特性、 正極/電解質/負極の界面問題、EV用全固体電池の実用化、流加水素の安全性、全固体電池の安全性と試験法 ~
・全固体電池EVの実用化に必須となる安全性および正極・電解質・負極の課題とその方策について学ぶための講座
・安全性問題を、根本的に解決する方法として固体電解質を使用し、電解液とセパレータを排除した全固体リチウムイオン電池の概要および実用化と安全性のポイントを修得し製品開発へ応用しよう!
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講師の言葉
“全固体リチウムイオン電池“言葉は聞くが、何が全固体(個体ではない)かは判然としない方が多いのではないか。現行のリチウムイオン電池は、電解液(電解”液体電解液の欠点“を排除す質)を使用した非固体電池である。”全固体化“は目的では無く、あくまでもる方法を、突き詰めて行った結果である。
自動車やモバイル機器を含め、社会の電源インフラとなった、リチウムイオン電池は、一方でその安全性(リスクとハザード)が未解決なままに、利便性だけが先行した。有機電解液の可燃性や、充放電の繰り返し(サイクル)に伴う電解液の分解とガス化は、原理的に不可避な側面があり、種々の安全性対策はあるものの、一定の比率で発火事故等の発生は避けられない。
上記の安全性問題を、根本的に解決する方法が、固体電解質を使用し、電解液とセパレータを排除した全固体リチウムイオン電池である。固体電解質の研究はすでに数十年の歴史があるが、実用レベルのイオン伝導度、約10mS/cmの開発はこの10年ほどである。更にEVへの開発の取り組みは、2017年のトヨタ自動車による、全固体電池への取り組みである。それから6年、トヨタ始め、国内3社は2027~28における、全固体電池EVの実用化計画である。
本WEBセミナーにおいては、電気化学的な原理から説き起こし、全固体EVに至るステップを解説したい。新たな安全性の課題として、硫化水素のケミカルハザードとその対策があるが、自動車メーカー各社は解決に一定の方策が確立したと見られ、その一部も紹介したい
セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年11月28日(火) 13:00 ~ 17:00
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、研究開発・商品開発・ ビジネススキル |
受講対象者 |
・開発技術者、応用製品企画担当者、営業関係者、品質保証部門担当など、広く関係部署の参加を期待したい |
予備知識 |
・特に必要ありません、理化学や電池工学的な内容は判り易く説明します
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修得知識 |
・知識と言うよりは、それぞれの実務に対応した即応力を得て頂きたい。基礎知識があれば、今後の新規な開発動向が把握出来て、他に先駆けてビジネスが展開可能である |
プログラム |
1.リチウムイオン電池の基本構成
(1).電極と電解質
(2).電解液系電池の発火問題
(3).全固体電池への展望
2.固体電解質の種類、イオン伝導度と温度特性
(1).硫化物系と酸化物系
(2).イオン伝導度 mS/cmと温度特性
(3).昇温域における電池の可能性
3.正極/電解質/負極の界面問題
(1).イオン伝導パス
(2).電気伝導パス
4.応用展開・・・中小型の汎用分野
(1).SMD素子
(2).専門メーカー
5.応用展開・・・大型のEV動力分野
(1).EV用全固体電池の実用化
(2).トヨタ自動車他国内メーカー
(3).VW社など海外メーカー
6.硫化水素のケミカル・ハザード(安全性)
(1).硫化水素の化学
(2).リスクとハザードの推定
(3).安全対策
7.全固体電池の安全性試験方法
(1).電解液系電池の安全性試験
(2).全固体電池の安全性
8.まとめ
・リチウムイオン電池のパラダイムシフト
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キーワード |
全固体電池 固体電解質 イオン電導パス 電気伝導パス SMD素子 EV応用 硫化水素安全性 電解液系安全性試験 |
タグ |
安全、営業・マーケティング、研究開発、商品開発、未然防止、リチウムイオン電池、実装、自動車・輸送機、電池 |
受講料 |
一般 (1名):44,000円(税込)
同時複数申込の場合(1名):38,500円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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