「トヨタ流なぜなぜ分析」の実践ポイントとトラブル未然防止への応用 ~演習付~ <オンラインセミナー>

~「なぜなぜ分析」の基本手順、「トヨタ流なぜなぜ分析」と「特性要因図手法」の違い、不具合未然防止への応用 ~

・「トヨタ流なぜなぜ分析」のノウハウを修得し、直面する不具合事象に即座に対応できる原因追及力が修得できる講座
・正しく効果的な「トヨタ流なぜなぜ分析手法」の手順と実施のポイントを修得し、トラブルの未然防止へ活かそう!

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講師の言葉

 「なぜなぜ分析手法」は、TPS(トヨタ生産方式)を体系化し職場に根付かせた大野耐一元副社長が提唱した手法です。同氏の著書「トヨタ生産方式」に、『トヨタ生産方式も、実をいうとトヨタマンの五回の「なぜ」を繰り返す、科学的接近の態度の累積展開によってつくり上げられてきたといってよい』と記述され、世に広まりました。
 大野氏の「なぜなぜ分析手法」は、事象に対する原因①、そのまた原因②、と言う様に原因のそのまた原因を追究する手法です。ところが、市販されている多くの書籍は、事象に対する「要因」をもとに分析しているものが殆どです。TPSの社内講師を務め、「なぜなぜ分析」の指導を行ってきた私にとっては大きな驚きでした。TPSでは、『要因を分析しても何の価値もない』と指導してきたからです。書籍ばかりではなく、インターネット上にも分析例がアップされています。TPSのなぜなぜ分析とは…との解説から始まっていますが、やはり原因と要因が混在した分析となっています。「なぜなぜ分析」にとって、「要因」は万能接着で、理屈が合っている様に見えてしまうものです。「なぜなぜ分析」の柱である『論理的に繋がっている分析』を是非マスターして頂きたいと思います。
 是非、この機会に大野氏が唱えた手法を、演習を通じて正しく理解して、実践してください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年08月24日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・問題解決を必要とする業務に従事されている方
・リスク管理業務に従事している方
・現場の改善リーダーの方
・改善をテーマに部下指導を行う監督者やリーダーの方
・設計や企画を主業務にされている方
・品質向上に取り組まれている方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・「トヨタ流なぜなぜ分析」の本質と実践ポイント
・直面する不具合事象に即座に対応できる、原因追及力を習得できます
プログラム

1.「トヨタ生産方式」(以下TPSと表示)をつくり上げた大野耐一元副社長が提唱した「なぜなぜ分析」の本質
  (1).TPSの重要ツールとされた「なぜなぜ分析」とは
  (2).TPSの「なぜなぜ分析」は、「原因」のそのまた「原因」そのまた「原因」と深堀する画期的な手法である
  (3).再発不具合の根絶を目指して現場に浸透していった「なぜなぜ分析」

2.TPSで定義する原因と要因
  (1).「原因」と「要因」の違い
  (2).「要因」を分析して何の価値もないとしている「トヨタ流」

3.分析は事象(特性)を正確に理解することから
  (1).感覚的に捉えている事例
  (2).「なぜなぜ分析」では、事象と原因との因果関係が明確であること

4.科学的、論理的分析とは
  (1).先入観での分析と科学的な分析例
  (2).分析に入る前の基本姿勢

5.「なぜなぜ分析」の基本手順
  (1).原因を導き出すとは、あるべき姿との乖離点を出し切ること
  (2).「原因」とは、必ず事象を起こす元である

6.分析者の心構え
  (1).事象を科学的、論理的に理解してから分析に臨む
  (2).不具合の本質を捉えた対策で再発防止

7.出版物の「なぜなぜ分析例」から学ぶ
  (1).多くの書籍は「要因」のそのまた「要因」を分析する手法である
   (TPSでは、何の価値もないとしている)
  (2).「なぜなぜ分析」は論理的に繋がっていることが大原則
    a.いざやってみると、全く繋がらない分析になる理由
    b.論理的に全く繋がっていないのに、繋がっていると判断してしまう根本原因とは

8.「トヨタ流なぜなぜ分析」と「特性要因図手法」の違い
  (1).トヨタ流では、なぜ最初から 原因①⇒原因②⇒原因③・・と分析出来るのか
  (2).科学的、論理的思考で事象を観れば原因が特定できる(原理原則的な思考)

9.TPSで定義する真因とは
  (1).TPSで定義する真因は、『手をうたないと再発する全ての事柄』の意味
  (2).真因と対策の例示解説。「原因」のそのまた「原因」が「真因」という定義ではない

10.「なぜなぜ分析」の演習
  (1).受講者が実際に行なってみたい事象や講師が設定する課題にて分析
  (2).課題での演習

11.不具合未然防止への応用
  (1).「なぜなぜ分析」は、原理原則、科学的、物理的な根拠をもとに、分析を行うもの
   ・分析の対象となる事柄を子細に見きる
    故障モード影響解析(FMEA)では、 設計図や企画書段階からリスクを摘出します。客観的に事象に向かい合う姿勢は「なぜなぜ分析」と同じです

12.書籍の分析とトヨタ流との比較
  (1).最も多くの書籍を出版されている手法と比較
   ・30例を比較

キーワード トヨタ生産方式 なぜなぜ分析 再発不具合の根絶 要因 特性要因図手法 真因 不具合未然防止 FMEA
タグ なぜなぜ分析リスク管理業務改善品質管理未然防止FMEA・FTA・DRBFM
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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