回転機械振動の基礎と解析および振動トラブル対策への応用とそのポイント 〜デモ・演習付 〜 <オンラインセミナー>
~ 機械振動の基礎、不釣合いとバランス修正方法、ロータ軸受の安定性評価法、ロータ強制振動と自励振動の事例とその対策 ~
・回転機械の実際のトラブル事例を基に体系的に学び、振動トラブル解決に活かすための講座
・実務で最も重要なバランス修正(釣合わせ)技術と自励振動対策について、演習を通して実践的に学び、トラブル対策の実務に活かそう!
・回転機の損傷トラブル原因の半分以上を占める振動の対策技術を学び、製品の信頼性を向上させよう!
※演習を行いますので電卓(関数)を準備下さい
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください
講師の言葉
特定の回転機械ですが、損傷トラブルについて統計を取ってみると、半分以上が振動に関係したものでした。 回転機械は基本的に高いエネルギ密度で運転されるため、わずかな不釣合いでも高速回転では大きな加振力が問題になります。 また、回転エネルギが振動エネルギに変換されるいろいろなメカニズムがあって、危険な不安定振動(自励振動)も多く問題になります。
回転機械の運転や保守を行う場合、あるいは設計・開発を行う場合に、その機械がどんな振動を起こしやすいのか、またそれを防止するためどういった対策が有効なのか、十分な知識を持っていることが大切です。
特に、実務として重要であるバランス修正(釣合わせ)技術とオイルホイップに代表される自励振動問題などについて、モットー「簡単な理論を駆使して複雑な実機の問題を理解する」もと、必要な技術を体得できるようにします。
また、実際のトラブルと対策事例を基に、ベテラン・初学者を問わず、わかりやすく体系的に解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年08月31日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、研究開発・商品開発・ ビジネススキル |
受講対象者 |
・回転機械に発生する振動や対策に興味のある方
・これから担当する方にも今後に生かせる内容です、経験年数は問いません
・機械振動分野を担当する方、機械の運転管理、振動計測やメンテナンスを担当する方、設計開発部門の方々
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予備知識 |
・特別な知識は必要としません。基礎からわかりやすく解説します |
修得知識 |
・回転機械に発生する振動についての基礎知識
・基礎知識を生かして、実機振動現象を理解する応用力の涵養
・振動トラブル解決へ具体的アプローチを自ら構築できるようになる
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プログラム |
1.ロータ振動の基礎
(1).固有振動数、危険速度、減衰比、Q値などの意味と測定
(2).ロータ特有のジャイロ効果とは
(3).静止座標系(変位計測)と回転座標系(軸歪み計測)の違い
(4).回転する構造物(翼・羽根車の静動翼干渉、モータの電磁力分布)の共振
(5).開特性 Go= (k+cs)/(ms^2) によるエクセルベースの振動解析紹介
2.エクセルを活用したシミュレーション(デモ)と演習で学ぶロータ振動問題解決への考え方
(1).フィールドバランス(3点法)の方法
(2).バランスデータを活用した開特性による危険速度と減衰比の事前予測法
(3).オイルホイップのすべり軸受の開特性と不安定発生の事前予測
(4).ロータ設計のべからず集紹介(内部減衰禁止、ロータ非対称性禁止)
(5).ねじり自励振動に対する安定化対策事例(CVTベルト試験装置)
3.ロータ強制振動の代表的事例と対策
(1).振動の許容値 (ISO規格、軸受振動と軸振動)
(2).不釣合い振動と対策
a.ガスタービンロータのバランス事例
b.接触熱曲がり振動
c.剛性非対称ロータの事例
(3).歯車で出現する振動
(4).転がり軸受で出現する振動
(5).ベルト駆動機械で出現する振動
(6).モータや発電機で出現する電磁振動
(7).流体力による強制振動
a.旋回失速(ローテイティングストール)
b.翼通過振動
4.ロータ自励振動(安定性問題)の代表的事例と対策
(1).すべり軸受でのオイルホワール・オイルホイップ
(2).ラビリンスシール不安定
(3).翼車(タービン・ポンプ等)の不安定流体振動
a.トーマス(アルフォード)フォース
b.ワッチェルの式(API規格)
(4).内部減衰不安定(ヒステリシスホイップ)
(5).液体内蔵ロータで発生する2つの振動
(6).接触転がり振動(フリクションホワール)とフリクションホイップ
(7).スクイーズフィルムダンパによる安定化
5.まとめと質疑応答
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キーワード |
ロータ振動 ジャイロ効果 電磁力分布 振動解析 フィールドバランス ねじり自励振動 不釣合い振動 流体力 旋回失速 ローテイティングストール 翼通過振動 ロータ自励振動 ヒステリシスホイップ 接触転がり振動 フリクションホワール 加振力 |
タグ |
安全、研究開発、商品開発、未然防止、ロボット、紙送り機構、機械、機械要素、自動車・輸送機、振動・騒音、制御、設備 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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