FMEAの効果的な進め方と品質トラブル未然防止のポイント ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ FMEAの基礎、潜在するリスクの抽出法、故障モードの活用、FMEA実施手順、故障モード抽出・FMEA評価表作成の演習 ~

・もっとも重要な「ボトムアップ設計」と「故障モード」に注目してFMEAの実務ポイントを修得し、品質トラブルの未然防止に活かすための講座!

・潜在リスクの洗い出し方と評価基準、故障モードの抽出方法、FMEA実施手順を、事例と演習を通して実践的に修得し、FMEAの効果的なFMEAの実務に活かそう! 

・演習で使いますので、マイク機能のご用意をお願い致します

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講師の言葉

 「取引先からFMEA実施の要求を求められているが、どのように実施していいか分からない」「解説書を見ても、具体的な手順が分からない」などの悩みを持っている技術者は多いと思います。そしてFMEAをうまく使いこなすことができないのは、その目的や使い方を正しく理解していない場合が多いのです。

 

 多くの技術者は、FMEAの実施手順、フォーマットへの記入方法、評価点の付与方法などに注目しますが、実は、FMEAを理解する上でもっとも重要なポイントは「ボトムアップ設計」と「故障モード」です。製造業のほとんどの設計システムは過去発生した不具合が再発しないように対策する「トップダウン設計」と、その検証手段として「試作評価試験」の考え方で成り立っています。

 

 しかし、その設計プロセスでは、顕在化した不良をつぶす「もぐらたたき対策」に陥っているため、未然防止型の「ボトムアップ設計」と「故障モード」から成り立つFMEAの考え方は元々なじまないのです。ボトムアップ設計の出発点は、まず「故障モード」を含む懸念点を洗い出すことです。しかし、ほとんどの企業で、「故障モード」を体系的にリスト化するしくみは整備されていません。

 

 それ以外にも、FMEAを導入するためには、いくつかの課題を解決しなければなりません。

 ・部品メーカーとしてFMEAを実施するにはどうするのか?

 ・電子回路や購入ユニット、ソフト組み込みユニットのFMEAはどのように行うのか?

 ・FTA やその他の信頼性設計手法との使い分けはどのようにするのか?

 ・時間不足・人がいないため実施が困難、もっと簡易的に実施する方法はないか?

これらの課題を設計実務の経験を踏まえ、過去の事例に当てはめて、わかりやすく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年07月21日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製造業の製品設計・工程設計技術者、品質保証技術者・管理者の方、および技術支援に携わる方
予備知識 ・特に必要ありませんが、力学の用語を復習しておくと、事例の理解が深まります
修得知識 ・設計手順とFMEAの関連性
・信頼性設計、リスク評価の実施手順
・「ボトムアップ設計」と「故障モード」から成り立つFMEAの進め方
プログラム

1.FMEAとは

  (1).FMEAの目的と目的を誤った使い方

  (2).顕在不良と潜在リスク対策の違い

  (3).顕在不良の再発防止対策

  (4).特殊工程管理の不備・欠陥対策

  (5).信頼性設計の不備・欠陥対策

  (6).信頼性設計手法をどう使い分けるのか(FMEA/FTA/タグチメソッド)

  (7).事例1:自動車のリコール内容分析

 

2.リスクの洗い出し手法

  (1).気づきの重要性と潜在する問題に気づくためのツール

  (2).下流工程における情報の劣化

  (3).お客様本位のボトムアップ型設計フローとは

  (4).守り(再発防止)から、攻め(未然防止)へ

  (5).潜在するリスクの洗い出し方法:R-Map

  (6).新規点・変化点に注目するDRBFMの考え方

 

3.故障モードと抽出方法

  (1).故障モードの定義

  (2).故障モードをFMEAで使う理由

  (3).故障モード一覧表

  (4).過去事例より故障モードを抽出する方法

  (5).事例2:リコール事故から故障モード一覧表作成

 

4.FMEA実施手順

  (1).FMEAを組み込んだ設計フロー

  (2).FMEAを確実に実施するための分析ツール

  (3).リスク評価基準

  (4).FMEAシート

  (5).FMEA実施事例

  (6).事例3:プレッシャーレバー折損

 

5.演習:FMEAのワークショップ

各手法の考え方の基礎と応用について、事例を基に考えて頂き、グループ討議でまとめた結果を発表していただきます

  (1).故障モード抽出表の作成

  (2).新規点変更点リスト

  (3).セルフFMEA評価表の作成

キーワード 信頼性設計 ボトムアップ型設計フロー 故障モード リスク評価基準 FMEAシート 新規点変更点リスト
タグ 品質管理未然防止FMEA・FTA・DRBFM
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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