• 2023年04月04日(火) 10:30 ~ 17:30

１．音に関する基礎事項
　　（１）．音を伝える媒質　気体・液体・固体
　　（２）．空気中を進行する正弦音波
　　（３）．縦波・横波
　　（４）．音に関する物理量と人間の聞こえ
　　（５）．音の発生と共鳴

２．音響学の基礎
　　（１）．音波の基礎式
　　（２）．波動方程式の導出
　　　　　・速度ポテンシャル
　　（３）．波動方程式の波動解
　　　　　・進行波、後退波、定在波
　　（４）．音波の伝わり方
　　　　　・平面波、球面波
　　（５）．音源
　　　　　・呼吸球、点音源、二十音源
　　（６）．音のエネルギー
　　　　　・音響インテンシティ
　　（７）．音波の重ね合わせ
　　　　　・ベクトル和、エネルギー和
　　（８）．音響管
　　　　　・定在波、共鳴周波数
　　（９）．音の反射・透過
　　　　　・反射率。透過率、音響インピーダンス
　（１０）．音響菅の消音特性
　　　　　・消音器、ヘルムホルツ共鳴器

３．数値解析手法
　　（１）．周波数領域の手法
　　　　ａ．境界要素法・有限要素法
　　　　ｂ．伝達マトリクス法
　　（２）．時間領域の手法
　　　　ａ．FDTD法・CIP法
　　（３）．集中系モデルによる解法

４．能動音響制御（ANC）の基礎と応用
　　（１）．音響制御
　　　　ａ．受動的手法と能動的手法
　　　　ｂ．それぞれの特徴と利点・欠点
　　（２）．ディジタル信号処理の基礎
　　　　ａ．アナログ信号・ディジタル信号
　　　　ｂ．標本化・量子化
　　　　ｃ．サンプリング定理
　　　　ｄ．ディジタル信号処理の利点
　　　　ｅ．インパルス信号と線形時不変系の特徴
　　　　ｆ．ディジタル信号処理の簡単な例
　　　　ｇ．インパルス応答とたたみ込み計算
　　（３）．インパルス応答とFIRフィルタ
　　（４）．基本的な適応アルゴリズム(際急降下法からLMSアルゴリズムへ)
　　（５）．実音場への適用（Filtered-x LMSアルゴリズム）
　　（６）．３次元空間制御に適した適応アルゴリズム（仮想誤差法）
　　（７）．能動音響制御の実験時の留意点
　　　　ａ．因果性
　　　　ｂ．コヒーレンス
　　　　ｃ．ハウリング
　　　　ｄ．ステップサイズパラメータ
　　　　ｅ．適応フィルタ
　　　　ｆ．制御対象周波数範囲
　　　　ｇ．センサおよびアクチュエータ
　　　　h．センサ・アクチュエータの配置
　　（８）．実験・シミュレーションの紹介
　　　　ａ．能動遮音器
　　　　ｂ．音声マスキング
　　　　ｃ．音響領域分離制御

５．C言語による簡単なシミュレーションプログラム

６．質疑・応答

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