GNSSの基礎とCLAS/SLAS活用および慣性航法装置(INS)との複合による高精度なシステム開発への応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>
~ QZSSの機能とCLAS/SLASを用いた実証実験結果およびアプリケーション開発への応用、GNSSとINSとの複合航法システムの応用例およびGNSSのシステム脆弱性抑制効果 ~
・GNSS、CLAS、SLAS、INSの基礎と性能検証結果・応用技術を修得し、高精度なシステムやアプリケーションの開発に活かすための講座
・QZSSの補正データの目玉であるSLAS/CLASとIMUなどの他センサとの統合技術を実践的に修得し、自動車やドローンおよび船舶に応用しよう!
・GNSSの電波への脆弱性を補完可能なINSを用いた複合航法技術を修得し、自動車や航空機への実装に活かそう!
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
(第1部)
本講では、GNSS及びみちびきの補正データの1つであるCLASやSLASについて、できるだけわかりやすく紹介します。GNSSは複数の測位システムがここ10年ほどででてきたため、GPSのみと比較すると精度が改善してきた面があり、実際に一般コンシューマ向けのスマホのGNSSによる精度も格段に向上してきました。なぜこのように精度が向上してきたのかについても説明します。次にメートルレベルの精度から1m未満、cm級の精度へ向上させるための各種補正データによる測位方式について紹介し、CLASおよびSLASがどの測位方式にあたるかを解説します。最後に、QZSSのcm級補正データの目玉の1つであるCLASについて、その概要と実際の実験結果を紹介します。その際、CLASのみではなく、車両を想定し、IMUや速度パルス等の他センサと統合した結果についても紹介します。
(第2部)
近年、橋梁等インフラ点検や宅配便のためのドローンや、自動農業・建築機械、海上輸送・環境計測機等、小型無人機のニーズが陸海空を問わず高まっていますが、その航法・運航は主としてGPSに代表される衛星航法(GNSS)に頼っています。しかし、GNSSはその電波の微弱さのため、意図的・非意図的な干渉信号や多重伝搬(マルチパス)、さらには太陽活動に起因する電離圏異常の影響を強く受け、システムの脆弱性が常に懸念されています。そのような課題の解決のため、外部からの電波の受信を必要としない慣性航法装置(INS)との複合が注目されています。
本講ではINSの概要を説明した後、GNSSとの複合方式について解説します。次に、都市環境でのGNSS信号の特徴や衛星選択の手法について述べ、自動車や航空機への複合航法の応用例を実データにもとづいて紹介します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年01月18日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、ソフト・データ・画像・デザイン |
受講対象者 |
・GNSSやCLAS(センチメータ級測位補強サービス)、SLAS(サブメータ級測位補強サービス)、移動体の航法測位にご興味のある初学者からすでに利用されている方まで |
予備知識 |
・GNSSとは何かについて、初学者レベルの知識はあったほうがよいです
参考までに下記の本は初学者向けに書かれており、このレベルの前提知識があるとなおよいです
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003277
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修得知識 |
【修得知識】
・GNSSの精度が測位方式によってどのように変わるか、QZSSの補正データの1つであるCLASやSLASの実際の性能について、知識として習得頂けます
・GNSSとINSの特徴、複合することの意義や、複合航法の自動車や航空機における実際の性能について、知識として習得頂けます
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プログラム |
(第1部)GNSSの基礎とCLAS/SLASの概要及び実性能検証結果について
1.GNSSの基礎
(1).各国の測位システム
(2).各種測位方式
2.QZSSの基礎
(1).QZSSの基本と今後
(2).補完及び補正機能
3.CLASの基礎と実性能検証結果
(1)CLASの仕組み
(2).静止データでの実験結果
(3).移動体データ(車両と小型船舶)での実験結果
(4).CLASと他センサを統合した実験結果
(5).CLASの強みと期待されるアプリケーション
4.SLASの基礎と実性能検証結果
(1).SLASの仕組み
(2).静止データでの実験結果
(3).移動体データ(車両とドローン)での実験結果
(4).SLASの強みと期待されるアプリケーション
(第2部)GNSS/INSによる移動体の高精度航法
1.慣性航法装置(INS)の基礎
(1).INSの原理
(2).INS誤差の振る舞い
(3).Navigation Grade INSの典型的な誤差
(4).重力モデルの影響
(5).低価格INSの誤差について
2.GNSS/INS複合航法
(1).GNSS/INS複合航法の特徴
(2).Loosely-coupled 複合航法
(3).Tightly-coupled 複合航法
(4).Ultra Tightly-coupled 複合航法
3.GNSS/INS複合航法の応用例
(1).Loosely-coupled 複合航法システム
(2).Tightly-coupled 複合航法システム
(3).都市環境でのGNSS信号の劣化と衛星選択
(4).Tightly-coupled 複合航法と衛星選択の効果
(5).電離圏異常環境におけるUltra Tightly-coupled 複合航法の効果
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キーワード |
GNSS GPS QZSS CLAS SLAS 衛星測位システム みちびき 移動体 車両 自動車 船舶 ドローン 航空機 IMU 慣性航法装置 INS 複合航法システム 衛星選択 インフラ点検 輸送
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タグ |
精密機器・情報機器、SLAM・自己位置推定、自動運転・運転支援技術・ADAS、アンテナ、ネットワーク、位置情報、ロボット、位置決め、機械、GNSS、GPS、計測器、系統連系、構造物、実装、自動車・輸送機、車載機器・部品、電子機器 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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