化学技術者のための統計解析の基礎とデータ分析への活かし方 ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ 統計学の基本定理、化学実験における正確さと品質、多変量統計解析のスペクトル解析への応用 ~

・馴染みのうすい統計解析法を基礎から修得し、化学実験のデータ分析に活かすための講座

・Excelのデモを通して、統計学を直感的に理解し、効率的なデータ分析実務へ応用しよう!

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講師の言葉

 化学技術者にとって統計解析は馴染みのうすいものであるが、誤差の議論を含め、定量分析や実験結果の同等性評価などでお世話になることはあるであろう。またスペクトルの多変量統計解析はますます盛んになってきている。
 本講座では、統計学の超初心者を対象に、統計学の背景とその意味を出来るだけ分かりやすく解説し、その活用法について直感的な理解をしていただこうと思う。
 たとえば、正規分布やt分布、χ2分布などでは、信頼区間の推定も含めて、分布曲線の図形的な理解を通じて統計学の直感的な理解を目指している。その上で、化学実験データに関して具体的な計算方法について、Excelの利用を交えて解説する。また、多変量統計のスペクトル解析への応用にも触れる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年10月27日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・実験データの統計解析を必要とする化学分野の研究者、技術者、管理者の方
予備知識 ・実験データの取得経験があること
修得知識 ・統計解析の計算方法に関する実践的知識
・標準偏差、不偏分散、信頼区間、分散分析、回帰直線などの計算方法
・エクセルの利用方法
・正規分布、t分布、χ2分布、F分布に関する知識と活用方法
・定量分析への応用
・化学実験データの不確かさ、誤差論
・多変量統計の基礎知識
プログラム

1.統計学の基礎的事項
  (1).「母集団と標本」及び「統計学でよく使われる記号」について
    a.母集団と標本
    b.化学データにおける母集団とは?
    c.目的は標本から母集団を推定すること
    d.統計学の記号
    e.初心者は記号でつまずきやすい
  (2).平均値と分散、標準偏差
    a.データを分布グラフに、そして平均値、確率へ
    b.平均値は期待値である
    c.バラツキの評価
    d.不偏推定量
    e.不偏分散や不偏標準偏差はなぜ(n-1)で割るのか
    f.エクセル(Excel)の関数を利用する
    g.連続型の分布、確率密度関数
  (3).統計学の基本定理 
    a.平均の平均とは?
    b.中心極限定理
    c.中心極限定理を体感しよう

2.正規分布とその周辺及び信頼区間、仮説検定
  (1).正規分布 
    a.正規分布とは
    b.正規分布曲線とその性質
    c.標準正規分布
    d.正規分布の確率をエクセルで(NORMSDISTの応用)
    e.NORMSDISTの逆関数(NORMSINV)
  (2).標本平均から母平均を推定する(正規分布からt分布へ)
    a.母分散が既知の場合
    b.母分散が未知の場合(t分布)
    c.t分布曲線について
    d.t分布をエクセルで
    e.t分布の逆関数(エクセルのTINV)
    f.平均値の信頼区間
  (3).標本分散から母分散を推定する(χ2分布、 F分布へ)   
    a.χ2分布
    b.χ2分布曲線について
    c.χ2分布をエクセルで
    d.χ2分布の逆関数(エクセルのCHIINV)
    e.標準偏差の信頼区間」
    f.F分布
    g.信頼区間の意味とは
    h.仮説検定
    i.第一種の過誤、第二種の過誤

3.検量線について ー回帰分析ー
  (1).最小二乗法によって回帰直線を求める
    a.最小二乗法による計算
    b.エクセルの分析ツールで回帰直線を求める
    c.重み付き検量線
  (2).検出限界と定量限界
    a.回帰直線から検出限界、定量限界を推定する
    b.検出限界の推定式にある「3.3」の意味

4.化学実験における正確さと品質
  (1).正確さ、不確かさの評価
  (2).偶然誤差
  (3).分散分析、同等性評価
  (4).外れ値の扱い方

5.多変量統計解析のスペクトル解析への応用
  (1).スペクトルを多変量統計に適用する
  (2).主成分分析とローディングスペクトル
  (3).多変量統計の応用
             

キーワード 化学データ 不偏推定量 不偏分散 中心極限定理 正規分布 信頼区間 仮説検定 標本分散 検量線 回帰分析 回帰直線 検出限界 定量限界 スペクトル解析 主成分分析 ローディングスペクトル
タグ 統計・データ解析化学化学工学化学物質データ分析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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