触覚の質感センシング技術とその応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ 繊細な「テクスチャ」の計測が生み出す新しい触覚と価値、人工知能と高性能センシングの協働による「超触覚」の実現 ~

・手触り感の「数量化」を可能とする高解像度触覚センシング技術を先取りし、製品開発へ応用するための講座

・一般的な触覚計測器や力覚センサと比較して非常に高い空間解像度と感度を持つ触覚の質感センシング技術を修得し、応用製品の開発に活かそう!

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講師の言葉

 本講座では、数量化が難しい「触覚の質感」をセンシングする技術について、人間が持つ触覚や質感の認識メカニズムと対比しながら、触覚の基本から様々な応用事例についてまで幅広く解説します。
 人間が「触覚の質感」を取得する際には、単に力の変化を感じる「力覚」の触覚だけでなく、手触り感に関する多様な情報を得る「皮膚感覚」による高精細な触覚を活用しています。本技術は、一般的な触覚計測器や力覚センサと比較して非常に高い空間解像度と感度で触覚のテクスチャを取得可能であり、従来技術では識別できない毛髪ダメージの程度や肌表面の滑らかさなど、人間が強い関心と高い価値を置く様々な対象の手触り感を数量化可能です。  高解像度の触覚を取得するデバイス技術は国家プロジェクトJST-CRESTの成果であり、その一部は製品として既に市場で入手可能となりました。繊細なテクスチャの計測から生み出される新しい触覚の価値と将来性について、CRESTプロジェクトの研究代表者が分かりやすく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年08月26日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・触覚・手触り感の定量化に興味がある技術者・研究者の方
・触覚の質感計測技術を製品の研究開発に応用したい企業の技術者・経営者の方
・触覚の質感計測の技術を開発する計測器メーカーの技術者・経営者の方
・製品の風合いや品質の安定化・定量化を進めたいと考える企業の技術者・経営者の方
・美容・健康管理に触覚を応用したいと考えるメーカーの技術者・経営者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・人間の触覚や触覚センシングの現状と課題に関する知識を習得できます
・触覚をセンシングするために必要な装置や技術に関する知識を習得できます
・手触り感や質感を計測する上での基本的な考え方と知識が習得できます
プログラム

1.人間の触認知機能から触覚センシングへ
  (1).感覚から知覚と認知へ
    a.「感覚」から「知覚」へ
    b.「知覚」から「認知」へ
    c.本当は未だ解かってない「触覚」という感覚
  (2).工学者からみた触感覚と神経網
    a.人体の神経ネットワークと受容器/脳の働き
    b.2種類の皮膚の不思議:有毛部と無毛部
    c.視覚との違い、聴覚との類似性
  (3).触覚における質感のセンシングと基礎知識
    a.何のためのセンシングであるか
    b.時空間認識:能動的センシング
    c.似て非なる触覚:「力覚」と「皮膚感覚」
    d.マクロとマイクロ:異なる触覚分野によるテクスチャの知覚
    e.マルチモダリティーと質感:触覚情報の統合

2.高解像度触覚によるテクスチャ検知から質感認知へ
  (1).高解像度触覚が必要な理由
    a.「光学顕微鏡でウィルスを観る」
    b.解像度と感度の一般的関係
    c.力覚と皮膚感覚の空間解像度
    d.他感覚との統合
    e.結局、触覚で何を観ているか
  (2).高解像度触覚センサの構造とテクスチャ検知の原理
    a.バイオミメティクス:指紋でテクスチャを認識する
    b.能動触に基づく検出原理と高解像化構造
    c.計測の力を支える基準面の必要性
    d.複数の機能と構造の集積
  (3).テクスチャの検知から質感の認知に向かう情報処理
    a.高解像度触覚センサの信号と含まれる情報
    b.比較的クリアな分析手法:多変量解析と手法
    c.ブラックボックス的分析手法:ディープラーニング

3.高解像度触覚センシングの実例と質感認識への展開
  (1).高解像度触覚センサの第一世代
    a.単一指紋型センサの基本構造
    b.高解像度化と高感度化:人間の触覚限界への挑戦
    c.テクスチャの空間分布を可視化する:1次元空間
    d.各種最新事例:新しい触質感を創出するための分析と開発
    e.動き始めたマーケット:タッチエンス(株)の「ショッカクプローブTM」
  (2).高解像度触覚センサの第二世代
    a.複数指紋型センサの基本構造
    b.アレイ化によって得られる多元的触覚と指先感覚の関係
    c.テクスチャの空間分布を可視化する:2次元空間
    d.テクスチャの空間分布を可視化する:柔らかさの空間分布
    e.各種最新事例:身近な製品から最先端医療の応用まで
  (3).人工知能と高性能センシングの協働による「超触覚」の実現に向けて
    a.人間の知覚限界を超える触覚の計測と意義
    b.触覚の計測機器から身軽なセンサへの変身:「手触り感スキャナ」
    c.触覚におけるビッグデータとは
    d.ディープラーニングの威力とは:人間を超える識別能力
    e.繊細なテクスチャの計測が生み出す新しい触覚と価値

4.まとめとデモンストレーション

キーワード 触覚センシング 触認知機能 質感のセンシング 時空間認識 テクスチャ マルチモダリティー 高解像度触覚センサ 指紋型センサ 空間解像度 ディープラーニング 手触り感スキャナ
タグ 精密機器・情報機器AI・機械学習センサ感性・脳科学・認知工学生理・官能検査生体工学人間工学計測器電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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