プラスチック製品の破面解析と破壊モードの特定および劣化寿命予測と不具合対策 <オンラインセミナー>

~ プラスチック製品の破損トラブルと破壊メカニズム、破壊強度の測定方法、劣化不具合の原因と対策、破損原因究明から再発防止に至る取り組み ~

・プラスチックの適切な破面解析技術を修得し、破損原因の解明と不具合対策へ活かすための講座

・プラスチックの破面解析を通して破壊モードを特定し、不具合原因の究明と破損トラブル未然防止に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第一部)
 プラスチック製品が破損トラブルを生じた場合、先ずその破面を解析し、どの様な破壊モードであったかを特定する。次に破壊要因を洗い出し再現試験を行い不具合原因究明後、対策仕様を設定し、製品保証期間を満足する劣化寿命を予測する。これが破損不具合対応においての、基本的な一連の流れである。
 本講座では、これらの一連の破損不具合対応に資する内容としている。破損不具合の予防措置、または破損不具合が発生した際に参考としていただけたら幸甚である。

(第二部)
 偏光顕微鏡(OM)、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)、走査プローブ顕微鏡(SPM)を駆使してポリマーアロイの相構造観察や破面解析等の不具合分析を担当してまいりました。これまで経験した知見の一部をセミナーにてお話させて頂ければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年06月23日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・プラスチック部品、製品における品質保証、品質管理、設計・製造、製品評価、部品成形に携わる技術者の方
・プラスチック製品における不良品、不具合防止でお悩みの方
予備知識 ・基礎的なプラスチックの知識があると理解しやすい
修得知識 ・破面解析による破壊モードの明確化
・破面解析を行うポイントの習得
・プラスチックの破壊メカニズム
・破損不具合に対する対策仕様の設定
・再現試験条件の設定手法
・劣化加速条件の設定方法
・各種劣化寿命の予測
プログラム

第一部 プラスチック製品の破壊メカニズムと破面解析および劣化寿命予測

1.プラスチック製品の劣化要因と寿命予測の基礎
  (1).高分子材料の劣化現象に対する寿命予測と劣化加速の対応可能項目  
  (2).破損原因究明から再発防止に至る取り組みの流れ
  (3).アレーニウス型並びにラーソンミラー型による寿命予測の概要

2.プラスチック製品の劣化寿命予測
  (1).アレーニウス型
    a.寿命予測式の導出
    b.因子間の相関性の検討
    c.寿命予測の流れ
  (2).ラーソンミラー型
    a.寿命予測式の導出
    b.ラーソンミラーパラメータの活用法
    c.材料定数・Cの特定
  (3).取得データの重回帰分析
    a.アレーニウス型
    b.ラーソンミラー型
    c.活性化エネルギーの算出
  (4).重回帰分析の方法
    a.エクセルの分析ツールによる方法
    b.INDEX(LINEST)関数による方法
    c.統計結果の算出方法と判定

3.プラスチック製品の破損トラブルの事例
  (1).ソルベントクラック
  (2).環境応力割れ
  (3).クリープ破壊
  (4).疲労破壊
  (5).成形加工が原因の破壊
  (6).ストレスクラック

4.プラスチック製品・材料における破面解析
  (1).破壊モード別
    a.クレーズ
    b.ボイドとフィブリル
    c.静的破壊
    d.衝撃破壊
    e.脆性破壊
    f.延性破壊
    g.ストレスクラック
    h.ソルベントクラック
    i.環境応力割れ
    j.クリープ破壊
    k.疲労破壊
    l.脆性ストライエーション
    m.スティックスリップ

5.プラスチック製品の破壊メカニズム
  (1).ソルベントクラック
  (2).環境応力割れ
  (3).クリープ破壊
  (4).疲労破壊
  (5).ストレスクラック

6.破損不具合の再現試験
  (1).ソルベントクラック
  (2).環境応力割れ
  (3).クリープ破壊
  (4).疲労破壊

7.劣化加速条件の設定
  (1).温度頻度表がない場合
    a.製品平均温度の算出
    b.判定基準の設定
    c.T-t線図の傾きの把握
    d.加速温度の決定
    e.加速時間の算出
  (2).温度頻度表がある場合
    a.発生温度における劣化時間の算出
    b.加速温度の決定
    c.加速時間の算出

8.劣化不具合の原因と対策
  (1).劣化不具合が発生した際のチェック表
  (2).プラスチック製品の衝撃破壊解析フロー
  (3).プラスチック製品の経時劣化による破損解析フロー
  (4).劣化モード別対策内容

第二部 プラスチックの破面解析とそのポイント

  1. 破面解析の意義
    ・プラスチック破面解析の意義について

2.破壊の性質
  (1).剛性、靭性とは
  (2).破壊強度の特徴
  (3).成形について

3.破壊強度の測定方法
  (1).定速変形破壊、衝撃破壊等
  (2).劣化の主な症状

4.破面解析の手順
  ・破面解析をする上でのポイント など

5.破面解析の事例集
  (1).バンパー材
  (2).パイプ
  (3).ABS樹脂
  (4).繊維強化樹脂の破断面
  (5).ウエルド割れ等

キーワード 劣化加速 劣化寿命予測 アレーニウス型 ラーソンミラー型 重回帰分析 ソルベントクラック 環境応力割れ クリープ破壊 疲労破壊 ストレスクラック 破面解析 衝撃破壊解析 ABS樹脂 繊維強化樹脂 ウエルド割れ
タグ プラスチック寿命予測破面解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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