時系列データ解析の基礎と異常検知・異常診断技術への応用 <オンラインセミナー>

~ 基礎確率モデルによるデータ解析とその応用、定常モデル、非定常モデル(ARIMAモデル、GARCHモデル) 、時系列波形異常検知技術の開発 ~

・効率的な予測を実現するための統計モデルによる時系列データ解析法を修得し、分析実務に応用するための講座

・時系列波形データの分類技術や異常検知技術の基礎と最新のデータ学習法を学び、異常診断システムの開発へ応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第一部)
 政治経済や商業、科学技術、等の多くの分野では、時間軸に順番に並んだデータがあります(時系列データ)。時系列データは過去を理解し将来を予測されるために解析されます(時系列解析)。
 時系列解析では傾向と季節変動の解析が重要ですが、それに加えて相関が重要な役割を果たします。適切な統計モデルを利用してこの相関を解析するのです。
 統計モデルを作り解析するには相応の数学的素養が必要でした。R言語を用いることで、モデルを作ったりデータを解析することが容易に出来るようになりました。

 本セミナーでは例を多く用いて時系列解析入門: 基礎からARIMA、GARCHまでを解説します。

(第二部)
 近年インダストリアルIoTの普及に伴い、インフラ設備や製造装置にセンサを取り付けて、AIにより時系列波形データから異常と正常を自動分類する異常診断技術のニーズが増えています。このような社会インフラや製造分野では、分類性能だけではなく、専門家が時系列波形データを確認する際にAIの判断結果を理解しやすい説明性が求められるほか、異常データの収集が難しいことや見逃し/誤検出のリスク管理を考慮することなどが求められます。
 本セミナーでは、時系列波形データの分類技術や異常検知技術の基礎を説明した後に、我々の開発した時系列波形異常診断技術であるOCLTSやLTSpAUCを含む最新のshapelets学習法を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年06月14日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・時系列解析に興味のある方
・時系列波形データを用いた異常検知技術や異常診断技術に興味をお持ちの方
・社会インフラ・製造分野へのAI技術の導入に興味をお持ちの方
・機械学習アルゴリズムの開発に興味をお持ちの方
・データ分析、システム、ソフト分野の技術者
予備知識 ・高校程度の数学の知識
・必須ではないですが、R言語、統計の初歩を知っていると理解しやすいです
修得知識 ・Rによる時系列解析がわかるようになる
・時系列波形データの特徴
・異常検知の原理や代表的技術
・異常検知技術の評価方法
・時系列波形異常診断技術の原理や使い方
プログラム

第一部  時系列解析の基礎:入門からARIMA、GARCHまで

1.R言語による時系列データ
  (1).R言語入門
  (2).plot、傾向、季節変動
    a.例: 飛行機の乗客の推移、失業率の推移、消費財と電力の推移、ポンドとNZドル、気候データ

2.相関: 傾向と季節変動解析後、より良い予測のために!
  (1).期待値
    a.例: 大気汚染、波の高さ
  (2).コレログラム
    a.例: 飛行機の乗客の推移(再)、貯水池
  (3).共分散

3.予測の戦略: 効率的な予測のために!
  (1).先行変数と付属変数
    a.例: 建築許可件数、ガス供給
  (2).バス・モデル
    a.例: ビデオテープ販売数
  (3).ホルト-ウィンターズ法
    a.例: 自動車会社への苦情、オーストラリア・ワイン販売

4.基礎確率モデルによるデータ解析とその応用例
  (1).ホワイト・ノイズ
    a.例: ホワイト・ノイズの生成
  (2).ランダム・ウォーク
    a.例: ランダム・ウォークのシミュレーション、ポンドとNZドル(再)、ヒューレット・パッカードの株式
  (3).自己回帰(AR、AutoRegressive)モデル
    a.例: シミュレーション、為替レート

5.時系列の傾向を解析するための回帰
  (1).線形モデル
  (2).定常過程
    a.例: シミュレーション
  (3).季節変動を伴う線形モデル
    a.例: 気候データ(再)
 
6.定常モデル: 明らかな傾向や季節変動がない時のためのモデル
  (1).強定常系列
  (2).移動平均(MA、Moving average)モデル
    a.例: シミュレーション
  (3).コレログラム
    a.例: ポンドとNZドル(再)
  (4).混合モデル: ARMA
    a.例: 為替レート(再)、電力の推移(再)、波の高さ(再)

7.非定常モデル: 傾向や季節変動がある時のためのモデル
  (1).非季節性ARIMAモデル
    a.例: 電力の推移(再)
  (2).季節性ARIMAモデル
    a.例: 電力の推移(再)
  (3).ARCHモデル
    a.例: S&P500時系列
  (4).GARCHモデル
    a.例: シミュレーション、S&P500時系列(再)、気候データ(再)

第二部  社会インフラ・製造分野向け時系列波形異常診断技術

1.時系列波形異常診断技術の基礎
  (1).一般的なクラス分類(判別)技術
  (2).時系列波形データの特徴
  (3).代表的な時系列波形データのクラス分類(判別)技術

2.異常検知技術の基礎
  (1).異常データが少ない場合への対応
  (2).異常データを学習時に用いない代表技術
  (3).代表的な分類性能指標(AUCやF値など)
  
3.社会インフラや製造分野における時系列波形異常検知の課題
  (1).課題1:説明性
  (2).課題2:異常データの希少性
  (3).課題3:見逃しまたは誤検出を厳しく抑えた分類性能の向上

4.社会インフラや製造分野向け時系列波形異常検知技術の開発
  (1).課題1を解決するshapelets学習法
  (2).課題1と2を解決する技術OCLTS
  (3).課題1と3を解決する技術LTSpAUC
  (4).社会インフラや製造分野向け最新のshapelets学習法
  (5).製造工場などへの適用事例

講師:

(株)東芝 東芝研究開発センター 知能化システム研究所 システムAIラボラトリー

                   エキスパート 博士(情報科学) 山口 晃広 氏

 

キーワード 時系列データ 相関 期待値 コレログラム 先行変数 付属変数 バス・モデル ホルト-ウィンターズ法 ホワイト・ノイズ ランダム・ウォーク 自己回帰 線形モデル 定常モデル 移動平均 ARMA  ARCHモデル GARCHモデル
タグ 統計・データ解析エネルギーマネジメントシステムシミュレーション・解析プラントR言語
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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