スピントロニクスの基礎とTMR磁気センサの開発およびその応用 <オンラインセミナー>
~ 磁気工学からナノテク・スピントロニクスへの発展、トンネル磁気抵抗(TMR)効果の原理とデバイスへの応用、超高感度磁気センサや生体磁場センサの開発と応用 ~
・スピントロニクス材料の基礎からトンネル磁気抵抗効果(TMR)を用いたデバイス・センサ開発まで修得し、車載センサ・非破壊検査などの超高感度センサに応用するための講座
・トンネル磁気抵抗効果の特性とTMRを応用した高感度磁気センサ技術を修得し、高感度、低ノイズな生体測定機の開発に活かそう!
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講師の言葉
本講義は強磁性トンネル接合(MTJ)を用いた超高感度磁気センサの基礎から最先端の技術内容までを解説いたします。MTJは強磁性トンネル磁気抵抗効果(TMR)を用いたデバイスですが、MTJはその発見以来、ハードディスクドライブ用の読み取り磁気ヘッド、あるいは不揮発性磁気メモリとして、産学官共同のもとに開発が行われてきました。一方で高感度磁気センサとしての応用研究は、ポテンシャルが十分あることを理解されていながら、20年近く行われてきませんでした。
本講義の前半はTMR効果の発見、スピントロニクス領域の形成に関する詳細に関して概説し、主に磁気ヘッドおよびMRAMの開発に関して述べます。講義の後半はどのようにして高感度磁気センサとしての応用に至ったかの経緯を述べ、そのメリット、デメリットに関して述べます。また、生体磁場測定応用に関しては最先端の結果についても照会いたします。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年05月17日(火) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、加工・接着接合・材料、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・この研究領域に関して基礎知識はないが、応用に関して興味がある技術者・研究者の方
・強磁性材料を用いた車載用センサや非破壊検査への応用を考えている方
・磁気センサのニーズや最新技術を製品開発に活かしたい方
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予備知識 |
・必要な基礎知識は講義の中で説明いたしますので、予め学習する必要はありません |
修得知識 |
・磁気ヘッド、磁気メモリなどのデバイス開発における要素技術
・素子を製品化するにあたっての開発研究のノウハウ
・生体磁場センサを用いた最先端技術
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プログラム |
1.スピントロニクス研究領域の形成
(1).磁石とは~磁気工学の発展~
(2).ナノテクノロジー ~ナノテクと磁石~
(3).スピントロニクス ~磁気工学からスピントロニクスへ
2.トンネル磁気抵抗(TMR)効果の基礎
(1).スピン依存伝導
a.電気伝導
b.スピン依存トンネル現象
c.トンネル磁気抵抗効果
(2).TMR効果の発見
(3).TMR効果の現象論
a.TMR効果のジュリエールモデル
b.スピン分極率
c.ハーフメタルを用いたTMR
d.コヒーレントTMR
(4).TMR効果を用いたデバイスの展開
a.ハードディスクドライブ(HDD)用読み出しヘッド
b.不揮発性磁気メモリ(MRAM)
3.TMR磁気センサ
(1).センサ素子構造
(2).センサ用材料開発
(3).センサのノイズ
4.超高感度磁気センサ
(1).超高感度磁気センサのニーズ
(2).車載用電流センサ応用
(3).非破壊検査応用
5.生体磁場センサ応用
(1).脳磁場、心磁場測定の意味
(2).心磁場測定の最先端
(3).脳磁場測定の最先端
6.将来展望
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キーワード |
スピントロニクス トンネル磁気抵抗(TMR)効果 スピン依存伝導 スピン分極率 コヒーレントTMR TMR磁気センサ 電流センサ 非破壊検査 生体磁場センサ 心磁場測定 脳磁場測定 |
タグ |
精密機器・情報機器、アンテナ、ナノテクノロジー、検査、センサ、非破壊検査、ノイズ対策・EMC・静電気、材料、ロボット、医療機器、計測器、磁石・磁性材料、自動車・輸送機、車載機器・部品、精密機器、電子機器、電子部品、電磁波 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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