技術者に必要な実用文章の基礎と文書作成法の実践 ~付録資料・演習付~ <オンラインセミナー>
~ 技術文章の基本、文の作成(正確さ、厳密さ、文法上の誤り、表現法、定義方法、敬語)、用字用語の使い方、文章作成の手順、技術文章作成の実践と例 ~
・技術文書の作成の基本的考え方から技術者として必要な文書の作成方法までを修得する講座
・技術者として必要な文書の作成方法について経験豊富な講師から「より良い文章の書きかた」、「確実に伝わる技術文書」を実践的に修得する特別セミナー!
・打合せ議事録、トラブル報告書、実験報告書、各種の提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、論文、雑誌記事、取り扱い説明書、納入仕様書、購入仕様書など外部に提出する技術資料の文章にも役立つように解説いたします
※文章作成に役立つ豊富な付録資料をお配りいたします
オンラインセミナーの詳細はこちら:
・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
技術文書の文章は、文学や他の実用文書とは明らかに異なる。本講では基本的な文章作成の考え方から技術者として必要な文書の作成方法まで、例文を挙げながら学習する。講師はプラントエンジニアリング技術者として、実際の設計作業や業務連携、伝承技術集成、技術教育業務を担当してきた。その中で社内向け、顧客向け、製作者向け、そして業界向けの文書作成と添削指導を行ってきた経験に基づいて分かりやすく説明する。
本講では、まず、文章書きの基本的なスキルはどのようなもので、どう力を付けるかを述べる。その上で、打合せ議事録、トラブル報告書、実験報告書、各種の提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、論文、雑誌記事、取り扱い説明書、納入仕様書、購入仕様書など外部に提出する技術資料を念頭に置いて文章の書き方を示す。受講生には、多くの添削事例を提示しながら、どうすればより良い文章を書けるかを一緒に考えていただく。また、理解を深めるために文章作成および間違い探しの演習を織り込む。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年01月28日(金) 10:30 ~ 17:30
|
開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、研究開発・商品開発・ ビジネススキル |
受講対象者 |
・高専または大学卒業程度の技術担当者、技術文書の指導者
・確実に伝わる文書を作りたい方 |
予備知識 |
・特に必要ありません |
修得知識 |
・基本的な文章作成力
・確実に伝わる技術文書の作成法
・文書の問題点が分かる |
プログラム |
1.文書作成の心構え
・技術文書は文学とは異なる / 気ままに書いたものは冗長である/ 読み手を特定してイメージする / 読み手の気持ちを考える/ 読み手に信頼感を与える /変化する日本語の作法に対応する
2.技術文章の基本
(1).基礎的事項
(2).推論のよりどころ
・帰納法と演繹(えんえき)法 / 三段論法 / 弁証法(正反合) / 仮定と実証の繰り返し
(3).文書の構造
・文章の構造化 / 定型的な項目立て
(4).論述の進め方と順序
・結論の置き方 / 起承転結 / 序論・本論・結論 / 序破急/ 記述する流れの原則 / 重要性を基準にした順序 /詳細事項を付属書にする構成 / 業務文書の型式
(5).結論の示し方
(6).気の利いたひねり
3.文の作成
(1).正確さと厳密さ
・形容の程度を明確にする / 「〇〇など」、 「〇〇や〇〇」は多用しない / 接続語で前後関係を明確にする / 文を平易にする / 主語の明確さ / 主語と述語を近づける / 述語をまとめる / 「こそあど」言葉 / 専門用語、略語 / 文の分割 / 重ね言葉を避ける / 接続する語を重ねない /時制を明確にする / 体言止めは避ける / 「のである」という表現
(2).文法上の誤り
・主語と述語を確実に整合させる / 修飾語とその対象を誤解させない / 倒置法と語順
(3).他の方法による表現
・類語、反対語、対義語 / 二重否定 / 対偶表現
(4).ものごとの並べ方
(5).用語を解説する方法
(6).敬語の使い方
4.用字用語の使い方
(1).使う言葉の選び方
・使えない話し言葉 / 文語的な用語 / 理由の「より」と「から」 / 「~的」「~性」「~化」 /
他人の言葉・表現 / 「ら抜き」、「さ入れ」、「れ足す」 、「い抜き」/ 専門用語の統一 /
差別(禁止)用語 / 低俗表現 / 方言で間違いやすい言葉 / 商品名と一般名 / 言葉の正確
組み合わせ / オノマトペの利用
(2).用字
・漢字力はどれほど必要か / 一般の用字用語の手引
(3).時の表現の難しさ
・ときと時の違い / 「時点」(タイミングと「時の間」 / 時の相対性と絶対性
(4).用字
(5).送り仮名と仮名書き
(6).単位の使い方と表記法
(7).格助詞「の」の意味と使い方
(8).ローマ字の表し方と入力方法
5.文章作成の手順
(1).実際の文章作成の流れ
・敬体(ですます / と常体(である / リード(概要)文 / WORDで構造化 / 文書の目的と価値
(2).著述の流れ
・書くべき事項の列挙 / 文章の流れと見出し / 見出しの順序を並べ替え / 内容の書き進め /
順序とタイトルの修正 / さらに書き進め / 見出し、順序を随時並べ替え / 推敲
(3).句点「。」と読点「、」の打ち方
(4).文章の修正
・チェックリスト / 技術用語の同音異義語 / 記述し忘れている項目の探し方 /ソフトウェアの文書校正機能
(5).最後の文チェック
・「、」で修正 / 「。」で修正 / 改行マークの検索 / 全体の読み返し法
(6).文章以前の問題
・発想を新たにする / 多くのものの考え方を習得する
6.技術文書作成の実践
(1).技術関連の文書
・文書の種類 / 文書の保存/ 文書の変更手続き
(2).打合せ議事録
・打合せ議事録の失敗 / 記録の主観性と客観性 / 記録で明確にしておくべきこと /
記録する方法と注意点 / 記録の表現例 / 承認、フォローと再配付 / 逐一記録(録音複製)
(3).取扱説明書、操作基準書
・留意事項 / 操作基準書の重要な項目
(4).トラブル報告書
(5).調査報告書
(6).実験報告書
(7).学術論文・技術論文
(8).稟議書
(9).特許申請関連書類
・特許のアイデア提出書 / 特許明細書 / 特許共同申請契約書 / 稟議書
(10).新規事業提案書
(11).特許申請関連書類
(12).納入(見積・受注)仕様書
(13).購入(引合・発注)仕様書
(14).機器仕様リスト
(15).各種設計図の補足書
(16).出張報告書
7.文章作成の勉強法
・今始めることと続けて行くこと
演習1 顧客への連絡文章の作成実習と模範文解説
演習2 取り扱い説明書の作成実習と解説
演習3、4 実際の添削例からの間違い探し演習と解説
|
キーワード |
文章 推論 業務文書 技術文書 説明書 報告書 稟議書 提案書 特許申請 仕様書 補足書 学術論文 技術論文 契約書 明細書 |
タグ |
取扱説明書、企画書・提案書、文章の書き方 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
|
会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
|
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。