小型・高機能触覚センサ技術と触覚センシングデバイスへの応用 <オンラインセミナー>

~ 五感センシングによる人の拡張、機械との融合、MEMSセンサデバイスの実装と評価技術、触覚センサのロボットハンドへの実装と質感計測 ~

・MEMSを用いたセンサの基本知識と具体的な触覚センサの応用技術を修得し、製品開発に応用するための講座

・これまで人の五感や感性、経験に頼ってきたため困難となっていた作業の自動化や協業ロボットの導入に不可欠な触覚センサ技術を先取りし、高性能な応用製品の開発へ活かそう! 

・ロボットハンド・感性計測・ヘルスケアへの応用技術にも役立つセミナーです

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 少子高齢化による労働力不足やアフターコロナ時代への対応のためには、作業の自動化や協業ロボットの導入が不可欠ですが、従来の製造業における産業用ロボットとは異なり、特にこれまで人の五感や感性、経験に頼ってきた農林水産業、食品産業、土木、医療・福祉などの分野では、作業のデータ化や自動化やロボットでの代替には困難が伴います。そこで、人の五感に相当するセンシング・再現する技術が期待されていますが、中でも触覚に関する技術は近年注目が高まっています。しかし、視覚や聴覚のような標準的なセンシング技術はまだ確立しておらず、小型化・低価格化の面でMEMSを用いた触覚センサデバイスの研究が盛んになっています。

 本セミナーでは、それらの研究動向について解説するとともに、講師らが取り組んできた触覚センシングデバイスとその応用例について具体例を交えて詳細に解説します。また、実際に試用してみたいという方のためにサンプルを提供し共同で研究開発できる体制も整えていますので、ご相談・議論ができる時間も設けます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年06月28日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・五感センサ、特に触覚センサの研究開発動向に興味のある方
・触覚センサを実際に現場で導入・テストしてみたい方
・触覚センサを応用した製品・サービス開発に興味がある方
・ロボット、情報機器、家電、ヘルス機器、医療機器、機械、車載電子機器ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・特に必要ありませんが、高校程度以上の数学や理科(主に物理)の知識があると理解しやすいです
修得知識 ・五感センシング、特に触覚センサ技術の課題と今後の展望についての知識
・MEMSを用いたセンサの基本知識と具体的な触覚センサへの応用例についての知識
・触覚センサの具体的な応用例とその可能性についての知識
プログラム

1.序説:センシング技術とこれからの社会

  (1).これからの社会

    (Society5.0、Industry4.0等のパラダイムシフト、超少子高齢化社会、アフターコロナ)とセンシング技術

  (2).五感センシングによる人の拡張、機械との融合

    a.xRと五感センシング

    b.協働ロボットと五感センシング

    c.人の代替としての五感センシング

    d.医療・ヘルスケアと五感センシング

  (3).五感センシングの現状と課題

  (4).MEMSによる五感センサの小型・低コスト化

 

2.MEMSデバイスとセンシング

  (1).MEMSの特徴と利点

  (2).MEMSセンサデバイスの現状

  (3).MEMSにおけるセンシング原理

  (4).MEMSデバイスの設計

  (5).MEMS作製プロセスの基本

  (6).MEMS センサデバイスの実際と実装、評価技術

 

3.触覚とそのセンシング技術

  (1).人の触覚について

  (2).これまでの触覚センサ技術

  (3).MEMSを用いた触覚センサと研究動向

  (4).エラストマ封止マイクロカンチレバーを用いた触覚センサの研究開発

    a.基本構造と検知原理

    b.他方式との比較

    c.マイクロカンチレバーの動作解析

    d.触覚センサによる多軸力検知

    e.検知部の高感度・高安定化およびアレイ化

    f.封止エラストマ形状・材質

    g.触覚センサの複合機能化(振動・光検知・温度検知)

    h.触覚センサの実装とプロトタイピング

 

4.触覚センサの応用展開

  (1).物体の把持状態・動作計測

    a.従来の産業用ロボットにおける把持

    b.触覚センサを用いた把持制御

    c.ロボットハンドへの実装と柔軟物把持への応用

    d.人による把持感覚とその計測技術

    e.触覚センサによる工具や医療器具(内視鏡等)の把持状態計測

  (2).触覚センサによる物体の質感計測の試み

    a.質感のデザインの発展と重要性

    b.従来の質感評価手法と課題

    c.触覚センサを用いたアクティブタッチ計測

    d.複合機能化触覚センサによるマルチモーダル質感計測

    e.触覚センシングと人による官能評価との比較

    f.皮膚の触診定量化の試み

    g.触覚ディスプレイと組み合わせた触感の再現への挑戦

 

5.おわりに

キーワード スマートヘルスケア モニタリング 五感センサ 温度センサ 磁気センサ 機械量センサ 力、圧力センサ 変位・位置センサ 速度・加速度センサ イメージセンサ ケミカルセンサ ISFET QCM MEMS 触覚センサ 五感センシング 振動・光検知 温度検知 ロボットハンド 把持制御 軟物把持 質感計測 アクティブタッチ計測 マルチモーダル 官能評価 触覚ディスプレイ

タグ 精密機器・情報機器イメージセンサディスプレイセンサロボット生理・官能検査医療機器精密機器電子機器電子部品LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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