アクティブノイズコントロール(ANC)の基礎と騒音低減技術への応用 <オンラインセミナー>

~ 適応信号処理とANCの基礎、制御手法と騒音の性質による使い分け、ANC実装上の課題と対策、ANCの適用例 ~

・アクティブノイズコントロールの基礎から具体例や最新トピックまで学び、機器への実装に活かすための講座!

・アクティブノイズコントロールに必要な信号処理や制御手法の基礎から学び、機器の騒音低減対策に活かそう!

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講師の言葉

 騒音を音で制御するアクティブノイズコントロールは現在ではノイズキャンセル機能付きヘッドホンや自動車などに適用され、我々の日常生活において必要不可欠なものとなっています。一方で、騒音問題は我々の生活のいたるところで未だに発生しており、そのような場面にアクティブノイズコントロールが浸透していないのも事実です。このように一部の限られた商品においてのみ適用され、多くの必要な場面には未だ適用されていないのには、アクティブノイズコントロールの実装上におけるさまざまな課題と関連しています。

 本講義ではアクティブノイズコントロールの基礎から応用さらには最新のトピックまでを網羅的に丁寧に説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年11月18日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ANCについて基礎から学びたい方、製品に導入したい方
 (自動車、機械、電子機器、建設、環境、造船・鉄道、医療機器)
予備知識 ・大学初年度程度の数学(微積分、ベクトル・行列、確率・統計)を学んでいる技術者の方であれば、特別な専門知識は不要です
修得知識 ・適応信号処理の基礎知識の修得
・アクティブノイズコントロールの基礎知識ならびに最新のトピックの修得
・アクティブノイズコントロールの応用方法の修得
プログラム

1.信号処理および適応信号処理の基礎

  (1).システム同定問題(フォワードモデリングとインバースモデリング)

  (2).LMSアルゴリズムとNLMSアルゴリズム

 

2.アクティブノイズコントロールの概要

  (1).騒音対策とアクティブノイズコントロール

  (2).アクティブノイズコントロールの技術経緯

  (3).アクティブノイズコントロールの基本原理

  (4).アクティブノイズコントロールの基本構成

    a.フィードフォワード制御

    b.フィードバック制御

  (5).アクティブノイズコントロールの分類(グローバルコントロールとローカルコントロール)

 

3.アクティブノイズコントロールにおける制御方法と騒音の性質による使い分け

  (1).広帯域フィードフォワード制御

    a.制御構成

    b.最適制御器

    c.FXLMSアルゴリズムとその発展型

    d.二次経路の推定手法とモデル化誤差の影響

    e.二次経路モデルを必要としないアルゴリズム

  (2).狭帯域フィードフォワード制御

    a.制御構成

    b.SANアルゴリズム

  (3).適応フィードバック制御

    a.制御構成

    b.IMC構成におけるFXLMSアルゴリズム

    c.二次経路モデルの影響

  (4).マルチチャネルシステム

    a.マルチチャネルフィードフォワード制御

    b.マルチチャネルフィードバック制御

 

4.アクティブノイズコントロールにおける課題と対策

  (1).消音領域(ZoQ)に関わる問題と対策

    a.消音領域の問題:周波数が高くなると消音領域が小さくなる

    b.バーチャルセンシングを利用した対策

  (2).因果性に関わる課題と取組み

    a.フィードフォワード制御における因果性問題

    b.オーバーサンプリング技術とFPGA実装による解決法

  (3).スピルオーバーに関わる課題と取組み

    a.スピルオーバーの原理

    b.パラメトリックスピーカの原理

    c.パラメトリックスピーカを利用したスピルオーバーの回避

 

5.アクティブノイズコントロールの適用例

  (1).ヘッドレストへの応用

  (2).窓への応用

  (3).枕への応用

  (4).保育器への応用

  (5).MRIへの応用

  (6).遮音壁への応用

  (7).自動車・輸送機への応用

キーワード アクティブノイズコントロール ノイズキャンセル LMS NLMS フィードフォワード制御 フィードバック制御 消音領域 マルチチャネルシステム スピルオーバー
タグ 信号処理音声処理振動・騒音制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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