組込みソフトウェアにおけるアーキテクチャ設計と不具合や手戻りを防ぐための勘所

~ 静的構造図・動的構造図・状態遷移図の作成、設計品質の向上、ソースコードとアーキテクチャの同期 ~

・IoTシステム開発成功のために重要な、システムのアーキテクチャ設計の勘所を修得するための講座

・アーキテクチャ設計の方法と勘所を修得し、他者へ設計意図が正しく伝わるシステム開発に活かそう!

講師の言葉

 近年の組み込み/IoTソフトウェア開発の現場では、ソースコードが絡み合い、作った人にしか分からない状況に陥っているのが実態である。局所的に修正を加えたり、状態フラグを場当たり的に追加したりしていては、コードはますます理解困難になり、想定外の不具合やテスト工程での設計やり直し、納期に間に合わせるための突貫工事などが発生してしまう。

 本セミナーでは、ソフトウェアの全体像を俯瞰でき、パフォーマンスのボトルネックやタイミングという際どい箇所を見える化するためのアーキテクチャ設計を体験する。三つの設計図「静的構造図」と「動的構造図」と「状態遷移図」を作図し、アーキテクチャ設計の勘所を身につける。

 全体の構造設計ができ、設計意図を他者に正しく伝えることのできるアーキテクトの必要性とその役割とスキルについても紹介し、本研修を受講して、アーキテクトを目指して頂きたいと期待する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年02月04日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ソフトウェアエンジニア、リーダー、アーキテクトを目指す方
予備知識 ・C言語での開発経験のある方
修得知識 ・組込みソフトウェア設計の基本的な三つの図面の読み書きができる
・コード中心ではなく、設計中心の開発が有効であることが説明できる
プログラム

1.はじめに:成功するための要因
組み込み/IoT開発の現状の課題と成功させるための要因、そして、成功に導くためのアーキテクチャ設計の重要性
(1).現状の3つの課題:大規模化/在庫化/ソフトウェア疲労
(2).IoT開発での4つの成功要因:PoC/アジャイル/DevOps/モジュール化
(3).アーキテクチャ設計の重要性

2.組み込みアーキテクチャ設計とは
(1).設計とは
(2).複数ビューで設計意図を明確にする

3.全体を俯瞰するための設計図:静的ビュー(静的構造図)
(1).静的構造図を作成する

4.際どい箇所を明らかにする設計図:動的ビュー(動的構造図と状態遷移図)
(1).動的構造図を作成する
(2).状態遷移図を作成する

5.設計品質
(1).静的構造の品質を高める
  a.凝集度
  b.結合度
(2).動的構造の品質を高める
  a.走り切り

6.ソースコードとアーキテクチャの同期
(1).トップダウンアプローチをボトムアップアプローチへ
(2).ソースコードから静的構造を作成する
(3).ソースコードから動的構造を作成する

7.まとめ
IoTシステム開発に必要なシステムズ・アーキテクトの役割とスキル

キーワード IoT アーキテクチャ設計 複数ビュー 静的構造図 動的構造図 状態遷移 設計品質 凝集度 結合度 走り切り システムズ・アーキテクト
タグ ソフト管理ソフト品質
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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