エンジン油(エンジンオイル)およびトライボロジーの基礎と最新技術および規格動向

~ エンジン油の働き、要求性能、組成と分析・評価方法、材料適合性、規格動向およびEV化の動向とエンジン油への影響 ~

・ブラックボックス化の傾向が進むエンジン油について、トライボロジーの基礎からエンジン油の最新技術・規格の動向までを修得できる講座
・要求性能が目まぐるしく変化するエンジン油、およびエンジン油に接触する部品の開発に活かすためのセミナー!
・ILSAC GF-6 A/B 規格、JASO GLV-1 の規格動向、EV化の動向とエンジン油への影響についても紹介致します!

講師の言葉

 エンジン油は、自動車をはじめとして数多くの機械の内燃機用潤滑油として広く用いられているが、その内容についてはブラックボックス化の傾向にあり、あまり良く知られていない。
 とりわけ、近年は、自動車の高性能化、排気ガス規制の強化、燃費基準の導入などにより、自動車のパワートレイン設計は大きく変化しており、エンジン油への要求も目まぐるしく変化しているのが実情である。
 本講義では、自動車を取り巻く環境を理解した上で、エンジン油の種類と要求性能、組成と性能評価法などの基礎につき理解を深めていただきたい。さらに、トライボロジーの観点からエンジン潤滑の特殊性を解説する。
 また、エンジン油規格は、グローバルに変化しつつあり、その動向を丁寧に解説する。とりわけ、エンジン油と燃費の関係については、専門的観点から解説する。エンジン油と各種材料との適合性についても解説する。

本セミナーは会場が変更になりました (東京・西新宿 → 市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月24日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・エンジン油の製造・販売に携わっている方
・エンジン油に用いる潤滑油添加剤の開発・製造・販売に携わっている方
・自動車製造業・整備業などでエンジン油を取り扱う方
・エンジン油が接触する自動車用部品の開発・製造に携わっている方
予備知識 ・業務でエンジン油に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・エンジン油の分類と規格(歴史、背景、要求性能、今後の動向など)
・エンジン油の組成の概要(代表的油種の処方例、処方の意味、材料への影響など)
・エンジン油の性能評価法、燃費測定法(試験法、試験結果の有効性など)
・自動車の燃費に及ぼすエンジン油の影響(物性の影響、組成の影響、測定法の影響)
プログラム

1. エンジン油とトライボロジーの基礎
(1). エンジン油の種類と適用範囲
    a. ガソリンエンジン油
    b. ディーゼルエンジン油
    c. ガスエンジン油
(2). エンジン油の働きと要求性能
(3). エンジン油の組成と分析・評価方法
(4). エンジン油のトライボロジー
    a. ピストン系のトライボロジー
    b. 軸受系のトライボロジー
    c. 動弁系のトライボロジー

2. エンジン油の最新技術
(1). エンジン油の最新技術と材料適合性
    a. エンジン油処方技術の動向
    b. 省燃費エンジン油について
    c. エンジン油とエンジン材料の適合性

3. エンジン油規格の動向
(1). エンジン油規格の歴史と変遷
(2). エンジン油規格の最新動向
    a. ILSAC GF-6 A/B 規格
    b. JASO GLV-1 規格

4. EV化の動向とエンジン油への影響

キーワード エンジン油 エンジンオイル トライボロジー GF-6  GLV-1
タグ トライボロジー軸受け自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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