メカトロニクス制御におけるPID制御の基礎とディジタルPID制御実装への応用 ~1人1台PC実習付~

~ 古典制御・PID制御の基礎、2自由度PID制御と極零相殺および振動の抑制技術 ~

・メカトロニクスに適用されているPID制御について、実務で役立つよう演習を交え修得する講座
・PID制御、2自由度PID制御技術をマスターし、機器の高精度な制御技術に活かすための特別セミナー!
※PCは弊社にてご用意致します

講師の言葉

 PID制御は高速高精度位置決めの際に広く用いられていますが、今後重要性が増す人と「共存できる柔軟な制御」や、ドローン、セグウェイなどの「不安定系の安定化制御」などの基本になります。
PID制御ではゲイン余裕、位相余裕に基づくパラメータ調整が行なわれますが、さらに高精度化しようとすると理論に基づいたモデルベース制御が必要となってきます。
本講座では単純なPID制御からフィードフォワード制御を加えた2自由度PID制御について、さらには広く用いられるP-PI制御との関係などを理論に基づいて解析します。
 またディジタル実装時のパラメータ決定方法についても広く用いられる双一次変換や、独自の限定極配置法に基づくパラメータ決定法とその効果など、幅広く解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月18日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・メカトロニクス機器のサーボ設計に携わる技術者の方
・産業用機械、工作機械、ロボット、電子機器など、制御技術を用いる製品に係わる技術者の方
・PID制御の現実的な制御系設計に関心のある方
予備知識 ・ラプラス変換など、古典制御の基礎的な知識があることが望ましい
修得知識 ・メカトロニクス制御への2自由度PID制御、P-PI制御などの適用手法とその効果、およびディジタル実装時のパラメータ決定手法
プログラム

1. 序論:古典制御の基礎
  (1). なぜラプラス変換を使うか
      a. ラプラス変換とは
   (2). 伝達関数
   (3). ステップ応答
   (4). フーリエ変換とラプラス変換
   (5). 周波数応答
   (6). 極と零点
   (7). ブロック線図
   (8). フィードバック系の安定性
   (9). Scilab演習

2. PID制御とその周辺
  (1). いろいろなPID制御
  (2). 2自由度制御
  (3). 2自由度PID制御
  (4). 根軌跡法による解析
  (5). P-PI制御の極配置制約
  (6). 外乱推定オブザーバ
   (7). Scilab演習

3. 2自由度PID制御と極零相殺
  (1). 2自由度PID制御
      a. フィードバック制御系の特性
      b. 3つの極と2つの零点を自由に配置
      c. 極零配置式:直接法
      d. 多項式代数法
      e. 極零配置
   (2). Scilab演習

4. ディジタル制御での応用
  (1). ディジタル制御の予備知識
  (2). 演算時間遅れの影響
  (3). 限定極配置法とその効果
  (4). Scilab演習
  (5). 産業用ロボットでの適用例

5. 振動の抑制とまとめ
  (1). 共振対策
  (2). 制振制御
  (3). 全体のまとめ

キーワード 古典制御 ラプラス変換 伝達関数 PID制御 2自由度 ディジタル制御
タグ プラント機械自動車・輸送機車載機器・部品制御精密機器
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日