ヒトの視覚特性・評価とMR・インターフェイス開発への活かし方 ~1人1台PC演習付~

~ 官能評価の基礎と評価手法に基づいた画像再生法およびインターフェイス開発への活かし方 ~

・官能評価を有効に活用したMRやインターフェイスを開発するための講座
・観察者の視特性を測定する官能評価を修得し、ヒトの知覚特性を考慮した画像・映像の開発に活かそう!
・MRを使った仮想空間での「ものづくり」方法も解説します!

講師の言葉

視覚における官能評価の概要とその注意点を概観する。特に分析型の官能評価と嗜好型(しこうがた)の官能評価の特徴とそれぞれの注意点について述べる。
次に、ソサエティ5.0における、もの・ことづくりにおける感性品質を考慮したものつくりの行程についての考え方を説明する。特に、ヒトを中心としたものづくりの基礎技術の一つとなるMR(ミックスドリアリティ:両眼立体視映像)に関する再生方法とインターフェイス開発への活かし方について、講師の提案する方法を紹介する。
なお、この再生手法は、作らずに創るために必要な“仮想空間と実空間が融合した環境下”で、視対象の大きさを観察者が見たと感じる大きさで再生するものである。同時に、今後の課題についても述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年11月07日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ヒトの知覚特性を考慮し、リアル空間と仮想空間が混在(融合)している環境で、両眼立体視映像を再生し、ものづくりで応用しようとされている方(例としてMR空間をものづくりに活かそうと考えている方)
・視覚の官能評価に関心があり、ものづくりや環境開発に活用したい方
予備知識 ・特に必要ございませんが、HMDなどでVR映像を長時間連続して見た経験があると、今回の講習内容は分かりやすいと思われます。特に、眼精疲労やVR酔い等と映像の再生方式に起因する違和感など、説明のみではなかなか理解しにくいと考えるためです
修得知識 ・観察者の視特性を測定する考え方と具体的な測定法
・両眼立体視映像の方式とその方式が持つ利点と欠点およびインターフェイス開発へ活かすポイント
・VRを使ったインテリアデザインのこれまで(利点と課題)
・MRを使った今後のものづくリの考え方
プログラム

1. 情報機器の扱える情報の大幅な拡張
  (1). コンピュータが扱える情報
      ・嗅覚、触覚、(平衡感覚)なども扱えるようになった(←味覚以外は扱える)
  (2). 新たな時代の官能評価の必要性
      ・(主に視覚分野) “官能評価(感性評価)”改めて概観し
        具体的な適用例とともにMR画像(両眼立体視映像)の生成法を考える

2.官能評価とは?  
  (1). 今後のものづくりと官能評価との関係
  a. 感覚器官の概説 
        ・視覚 錯視…4K品質による両眼立体視の提供

3. VR、AR、MR:それぞれの技術の特徴
  (1). MR映像で必要となる技術 
      ・実世界と仮想世界と摺り合わせ(特に、対象の見えの大きさに基づく調整が必要)

4.見えの大きさとその測定法
  (1). 見えの大きさ  
      a. 実空間と知覚空間での対象の大きさ
      b. 統計的なみえの大きさ(個性が取り除かれた大きさ)
      c. 500年前の透視投影法の誤り
  (2). 主観量の測定:錯視の測定演習とその考え方
      a. 集計方法と統計量、検定の考え方
        ・定量化での注意点“精度”、“妥当性”
 
5.官能評価手法に基づく画像再生法(2D、3D)とインターフェイス開発への活かし方
  (1). 一点透視投影法(平面画像)の再生法 
      a. 何が問題なのか
      b. 測定法
      c. 新たな再生手法とインターフェイス開発への活かし方
  (2). 両眼立体視映像の再生法
      a. 何が問題なのか
      b. 測定法
      c. 新たな再生手法とインターフェイス開発への活かし方

6. 時間軸にそった評価手法
  (1). IT法
  (2). TDS法
  (3). TCATA法

キーワード 官能評価 官能検査 VR AR MR 視覚 錯覚 
タグ 画像画像処理画像認識生理・官能検査
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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