官能評価・感性評価の基礎とデータ分析への応用

~ 一対比較法、ISM法、AHP法、識別法、嗜好法、順位法、評定法による評価とデータ分析方法および製品開発への効果的な活用法 ~

・感覚や知覚や感性の評価法とデータ分析の活かし方を学び実務へ応用するための講座
・官能および感性の効果的なデータ分析方法を基礎から修得し、製品やサービスの開発に効果的に活かそう!

講師の言葉

 感性工学、感情工学、認知工学など、人間の内面の状態を表す用語を冠する工学の領域が多くなっている。これは、人間の感情や感性に働きかけるものづくりが求められているからであろう。人の感覚や知覚(視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚)、さらには人間の感じ方、感情、行動までも含んだ感性によって、対象の好ましさの程度などを測定、評価して、ものづくりに活かそうとする手法の総称が官能評価、感性評価である。
 ここでは、感覚、知覚、感情、行動の心理学における知見をもとにしながら、官能評価、感性評価の基本的手法と最近の発展を、事例を交えて解説する。官能評価における基本的手法を解説した後に、多変量解析、ソフトコンピューティングなどの最近のデータ分析手法から感性評価に利用されるようになった手法の幾つかを解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年10月02日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・官能評価、市場調査などの業務に関わっている方、関わろうとしている方
・製品開発やサービス開発に携わる方(業種は問いません)
予備知識 ・簡単な統計的知識があることが望ましい
修得知識 ・官能評価、感性評価、市場調査などの基本的考え方、基本的手法
プログラム

1. 官能評価、感性評価とは何か?
  (1).官能評価とは何か
  (2).官能評価から感性評価へ

2. 感性を測る尺度とは?
  (1).4つの尺度とその利用
  (2).評定尺度法とSD法
  (3).心理測定の項目作成の留意点

3.心理物理学測定法から一対比較法へ
  (1).心理物理学的測定法
  (2).一対比較法の種類
  (3).一対比較法の原点としてのサーストンの一対比較法
  (4).シェッフェの一対比較法

4.一対比較法の拡張
  (1).選好の構造を示すISM法
  (2).選好の数値を示すAHP法

5.比率データから探る識別法と嗜好法
  (1).2点識別
  (2).3点識別

6.順位データから探る順位法
  (1).格付け分類データ
  (2).順位法

7.記述型官能評価と時系列評価法など
  (1).オノマトペを利用した官能評価
  (2).QDA法
  (3).TI法
  (4).TDS法

8.多変量解析の基本と最適な組合せを探るラフ集合
  (1).因子分析
  (2).クラスター分析
  (3).ラフ集合分析

9.製品開発・サービス開発などへの効果的な活かし方
  ・「消費者心理を把握する」、「開発プランを立てる手がかりを得る」、「デザインパーツの効果的な組み合わせを探る」などへ活用

キーワード 官能評価 感性評価 感覚 知覚 視覚 味覚 嗅覚 聴覚 触覚 感情 評定尺度法 SD法 一対比較法 ISM法 AHP法 識別法 嗜好法 順位法 オノマトペ 記述型官能評価 時系列評価法 多変量解析 因子分析 クラスター分析 ラフ集合
タグ 統計・データ解析感性・脳科学・認知工学生理・官能検査
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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