金属腐食のメカニズムと防食技術

~ 腐食における電気化学と耐食性材料・コーティング技術の選定、プロセッシングによる防食法 ~

・具体的な事例を基に腐食の原因を的確に突き止め、適切な防食対策を行うための講座
・腐食形態に適した防食対策により、機械・構造物の高信頼性を確保し、長寿命化へ活かすためのセミナー!

講師の言葉

 腐食現象は経済的な損失を社会にもたらし、その額はGDPの数パーセントに及ぶと言われています。そのためにその対策(防食)を立てることは非常に重要です。しかし、多様な腐食現象の解析はしばしば困難を伴います。
 何が主要な原因となっているかを知り、そのメカニズムを正確に推定し、対策を立てることが大切ですが、そもそも多様な腐食現象について、的確に原因を突き止めて、その対策を立てることがとても難しいからです。
そこで本講では、最初に具体的な事例について分類してお話しし、その根底にある基礎的な考え方に遡って解説を加え、対策法(防食法)についてのお話をしたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年09月25日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・腐食について基本的な考え方を学びたいと考えている技術者の方(実際に腐食現象を扱う方から設計部門、営業部門の方に至るまでを対象と致します)
予備知識 ・高校卒業程度の物理・化学・数学の知識
修得知識 ・腐食事例と防食技術、その基礎となる電気化学的な考え方
プログラム

1. 金属腐食の典型的事例とその評価 – 見分けるポイントとその後の方針の立て方
  (1). 水溶液I – 隙間腐食と孔食 – 最も多い事例
  (2). 水溶液 II – 全面腐食 – 局部腐食と比べたときのその特徴
  (3). 大気腐食
  (4). 土壌中での腐食
  (5). 鉄筋コンクリートの腐食
  (6). 微生物腐食
  (7). 応力腐食割れ

2. 腐食の電気化学的基礎
  (1). 熱力学的な観点からの腐食の捉え方、考え方
      a. 電位の意味と腐食
      b. 局部電池で腐食をどのように理解するか?
      c. Evansのダイアグラムを使って腐食をどのように理解するか?
      d. 電位-pH図を使って腐食をどのように理解するか?
  (2). 速度論的な腐食の捉え方、考え方
      a. 電流の意味と速度
      b. 電流をどのように測るか?
      c. 様々な腐食の電気化学的モニタリング法
      d. 分極測定の詳細
      e. インピーダンス測定の詳細
      f. ノイズ解析
      g. その他

3. 腐食の評価法 – どの方法を使うべきか?

4.防食技術
  (1). プロセッシングによる防食法
  (2). 耐食性材料の選定と開発
  (3). コーティング技術の選定と開発

5. 将来展望

キーワード 腐食 隙間腐食 孔食 全面腐食 局部腐食 大気腐食 微生物腐食応力腐食割れ SCC 電気化学 防食 耐食性材料 コーティング技術 
タグ 金属プラント機械腐食・防食自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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