自励振動(スティック・スリップ)の発生メカニズムと実践的な防止対策

~ 自励振動の発生メカニズム、最新的解析手法と抜本的かつ実践的な防止対策 ~

・機械システムにとって非常に有害な自励振動を抜本的かつ実践的に防止するための講座
・非常に大きく、かつ強く振動を発生させる自励振動を防止し、機械の高性能化、高付加価値化を実現しよう!

講師の言葉

 自励振動とは、『振動的なエネルギーが系外から供給されていないにもかかわらず、系に内在する何らかの要素が非振動的なエネルギーを振動的なエネルギーに持続的に変換することによって発生・成長する振動』の総称である。
 系内にそのようなエネルギー変換機構が形成されると非常に大きくかつ強い振動が発生するので極めて有害であるが、その形成を防止できれば自励振動は全く発生しなくなる。
 本講義では、おもに機械システムで生じる自励振動を具体例として取り扱い、複雑多岐にわたるエネルギー変換機構の特性を運動方程式の数学的性質に即して分類・明確化するとともに、自励振動の発生を防止するための抜本的かつ実践的戦略について教授する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年09月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自励振動の対策に苦慮しているエンジニアおよび自励振動の解明・防止に携わる研究者・技術者
(自動車をはじめとした輸送機器、機械、各種ブレーキ、工作機械などにおいて自励振動が発生し、その対策に携わっている方)
予備知識 ・学部程度の振動学(とくに線形振動およびモード解析)の知識を持っていることが望ましい
修得知識 ・自励振動のモデル化手法、発生メカニズムの解明と防止対策の理論的基盤、およびそれを解析するための最新的ツール
プログラム

1. 自励振動とは何か
  (1). 自励振動の現象論的特徴
  (2). 自励振動の分類と具体例
      a. 負性抵抗系
      b. 時間遅れ系
      c. 係数励振系
      d. 非対称係数行列系
      e. スティック・スリップ振動系

2. 自励振動の発生メカニズムの最新的解析手法
  (1). 新型複素モード解析
      a. 自励振動に対する従来のモード解析の問題点
      b. その解決策としての新型複素モード解析の導入
  (2). エネルギー論的検討
  (3). スティック・スリップ振動の発生条件

3. 自励振動の抜本的かつ実践的な防止対策
  (1). 構造変更による防止対策
  (2). 動吸振器による防止対策
      a. 動作原理
      b. 最適設計法

4. 質疑応答(技術相談を含む)とまとめ

キーワード 自励振動 びびり振動  鳴き音 スティック・スリップ 
タグ 機械自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日