熱疲労破損の基礎と解析および余寿命評価への応用

~ 高温材料のクリープ変形挙動、熱疲労と高温低サイクル疲労の相関性・非類似性、高温破壊力学とき裂の扱い ~

・熱応力が関与する破損現象に対応するための講座
・熱疲労寿命評価や余寿命評価手法について修得し、装置、設備の長寿命化やトラブル対策に活かそう!

講師の言葉

 高温構造材料の破損現象は種々あるが、その典型的な例は、熱応力が何らかの形で関与して破損に至らしめる熱疲労(熱機械的疲労)破損である。
 本講習では、熱疲労現象に関連した周辺情報を最初に講述したのち、熱疲労寿命評価や余寿命評価手法について概説する。あわせて、部材内温度勾配(分布)が顕著な場合の熱疲労破損や、時間に依存する構造応答にも配慮すべき使用条件下の熱疲労破損を考える際の留意点について、最近の事例もあわせて紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年08月23日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・金属材料の高温強さや熱疲労に興味がある方
・材料設計の方、金属材料を扱う方
・機械、自動車、プラント、発電、工業炉、ボイラー関連企業の方など
予備知識 ・材料力学の基礎があれば理解しやすい
修得知識 ・熱疲労寿命評価や余寿命評価手法
・部材内温度勾配(分布)が顕著な場合の熱疲労破損
・熱疲労破損を考える際の留意点
プログラム

1.熱応力と材料学的現象論
  (1).高温とは
  (2).高温構造物が受ける負荷
  (3).高温構造材料が受ける損傷

2.クリープ変形の構成式と破壊
  (1).高温引張
  (2).高温材料の弾塑性変形挙動
  (3).高温材料のクリープ変形挙動

3.高温疲労
  (1).高温繰返し負荷下の破損に見られる時間効果
  (2).クリープと疲労が重畳する場合の破損寿命に対する
      代表的評価方法
  (3).クリープと疲労の重畳下のき裂の挙動
  (4).クリープと疲労の重畳下のき裂の発生と初期伝ぱ
  (5).規格・基準におけるクリープ疲労寿命の扱い

4.熱疲労
  (1).熱応力と熱疲労
  (2).熱疲労破損の力学的側面
  (3).熱疲労試験
  (4).熱疲労破損寿命に及ぼす種々の因子
  (5).熱疲労と高温低サイクル疲労の相関性・非類似性

5.高温破壊力学とき裂の扱い
  (1).線形破壊力学
  (2).非線形破壊力学
  (3).破壊力学パラメータの評価方法

6.いくつかの実機模擬実験からの最近の知見

キーワード 熱応力 熱疲労 高温構造物 高温構造材料 高温破壊力学 クリープ き裂 破壊
タグ 寿命予測金属材料プラント疲労応力解析構造物伝熱
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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