工作機械における剛性設計の基礎と加工精度の高精度化技術

~ 振動の発生と振動の抑え方、熱変位の抑え方、設計のエッセンス ~

・変形の極小化、運動特性の最適化が要求される工作機械設計に応用するための講座

・工作機械の設計における強度と剛性、熱変形、運動特性、構成要素の結合等を活用事例・改良事例を通して修得し、実務に活かそう!

講師の言葉

 長年工作機械の開発・設計・マネジメントに携り、その後、多くの企業の技術支援・共同研究・機械工学教育を通じて、機械製品を開発・設計するためのノウハウを蓄積してきました。
 工作機械はマザーマシンとしての性格から剛性重視の設計をし、変形の極小化、運動特性の最適化が要求されます。
 そして、設計には、解がいくつも存在します。要求される仕様に対し、どの解が適切であるかの見極めは設計者に委ねられます。その中で、最も大切なことは、「基本に忠実に、発想は大胆に」という先達の言葉であることに行きつきました。本セミナーでは、そのことを念頭に、工作機械の設計における強度と剛性、熱変形、運動特性、構成要素の結合等、活用・改良事例を挙げて解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年07月03日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計に携わる初~中級の方
・機械設計関連企業において後進の育成に携る方
予備知識 ・機械工学一般、特に材料力学、機械設計の基礎
修得知識 ・工作機械の設計における基礎的技術と知識・設計の心得
・製品設計の考え方・活かし方を習得し、実際の設計に役立てることができる
プログラム

1.工作機械の特質と基本原則
  (1).工作機械の定義と分類
  (2).工作機械の特質
  (3).工作機械の基本原則
  (4).工作機械の歴史(古代~中世~産業革命,産業革命以後の高精度化)

2.工作機械の設計の基本
  (1).剛性設計とは(静剛性、動剛性、熱剛性、熱特性)

3.工作機械の特性/課題と解決方法
  (1).変形はどのようにして生じるか、どうしたら変形しにくくなるか
  (2).振動の発生と振動の抑え方
  (3).熱変位の抑え方・熱変位が起きたらどうする

4.工作機械の高精度化と加工精度
  (1).アッベの原理・ロングスライダ/ナローガイド
  (2).大形工作機械と超精密工作機械 
  (3).加工精度を考える(位置決め精度、形状精度、面粗さ)
  (4).高速加工による高精度化と加工事例

5. 計算でわかる精度例
  (1).大形機の真直度はどうやって測るのが良いか
  (2).前後に温度差があるときの熱変位の求め方
  (3).エンドミル加工の理論粗さ
  (4).横中ぐりフライス盤の中ぐり軸のたわみはどれだけあるか

6.設計のエッセンス
  (1).機械の支持(基礎と基礎ボルト)
  (2).機械本体、主軸、軸駆動

7.機械要素のポイント (失敗(経験)は知財・ノウハウの源泉)
  (1).ボールねじの結合部、結合部
  (2).送りの精度、送りのロストモーション/バックラッシ
  (3).潤滑
  (4).主軸のシール
  (5).工具着脱
  (6).ケーブルチェン

キーワード 工作機械 剛性設計 振動 熱変位 高速加工 エンドミル加工 フライス盤 主軸 軸駆動 ロストモーション バックラッシ 潤滑 シール 工具着脱 ケーブルチェン
タグ 機械機械要素工作機軸受け振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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