ユーザビリティ評価の基礎と使いやすさの向上へのポイント ~演習付~

~ ユーザビリティの概念・定義、製品の仕様とユーザー間のギャップ、ユーザビリティ評価と結果 ~

・改善効果が実感しやすいユーザビリティテストの手法を学び、使いやすさ向上へ活かすための講座
・客観的評価を行うためのユーザビリティテストのポイントを学び、使いやすいUI製品開発に活用しよう!

講師の言葉

 近年、ユーザー志向の製品開発が非常に重要視される傾向が強まり、UXデザインや人間中心設計など、様々な考え方が提唱されるようになりました。しかしながら、UXデザインという言葉が定着され始めてから、UXとユーザビリティについて混同されている方やいざ始めようとしてもどこから手をつければいいのか迷われている方も多いかと思います。
 そこで本講義では、比較的小規模に始められ改善効果が実感しやすいユーザビリティに的を絞り、その考え方や手法を活用しUIの質を向上させるノウハウの一端をご紹介いたします。
 演習では、実際に講師が実施したユーザビリティテストの映像をご覧いただき、テストの観察、記録、分析を体験していただき、課題を抽出しどのように製品やUIを改善していくかが分かるようになります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年07月04日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・UXデザイン、人間中心設計などに関心があるものの、何から始めればいいか迷われている方
・UI開発に関わられており、課題の発見、改善の方法がわからない方
・ユーザビリティ評価について初学者の方
・インタフェース、画像、ソフトウェアその他関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・ユーザビリティの概念を修得できる
・ユーザビリティ評価の基本的な手続きについて理解できる
・開発中の製品について、第三者からの客観的評価により使いやすさを向上する評価法を身につけることができる
プログラム

1.ユーザビリティの概念
  (1).はじめに
    a.一般的な「ユーザビリティ」の定義
    b.「使いにくい」を分類する
  (2).ユーザビリティの対象となるモノ
    a.モノの種類
    b.道具とは?
  (3).ユーザビリティの原点
    ・原始的な道具で考える
  (4).時代の変化によるユーザビリティの設計観点
    a.アナログ機器からデジタル機器へ
      ・デジタル機器に変わった際に考慮する必要が出てきたもの
    b.対人サービスからWebへ
  (5).ユーザビリティとは
    a.ユーザビリティの定義(ISO 9241-11による)
    b.有効さ、効率、満足度の関係
    c.ユーザビリティとユーティリティ
    d.ユーザーの負担
    e.実際の製品の仕様とユーザーのイメージとのギャップ
    f.製品とユーザーの様々な接し方(時間経過)
    g.製品とユーザーの様々な接し方(製品との距離感)

2.ユーザビリティ評価
  (1).ユーザビリティ評価のバリエーション
    a.さまざまなユーザビリティ評価手法
    b.ユーザビリティテスト
    c.ヒューリスティック評価
(2).ユーザビリティテストの意義
    a.ユーザーのイメージと製品の仕様のギャップを検証
    b.現状に対する不満や、潜在的なニーズを探る
(3).ユーザビリティマネジメント
    a.評価結果の管理
    b.問題の重要度(改善優先度)

3.ユーザビリティテスト観察/記録体験(1)
(1).準備
    a.テスト内容の確認
      ・評価の目的と方法
      ・被験者の条件決め
      ・タスク
    b.正しい手順の理解
    c.観察/記録方法の説明
     ・何を観察し、記録するか?
     ・効率的に記録するために
     ・曖昧な記録にならないために
     ・重要な情報を記録しそびれないために
  (2).演習(観察/記録Part1)

4.ユーザビリティテスト結果分析
  (1).結果の分析プロセス
  (2).ユーザビリティ上の問題とは
    a.問題と原因
    b.複数の問題パターン
  (3).一般的な結果のまとめ方
    a.問題リストと詳細分析
    b.問題の重要度(改善優先度)
    c.詳細分析の意義
    d.よい分析とは
  (4).演習(結果分析)

5.ユーザビリティテストの準備
  (1).準備作業プロセス
  (2).テスト計画
     ・テスト計画書の主な内容
  (3).準備作業
    a.テスト準備作業
    b.タスク指示書(タスクシナリオ)
    c.観察シート
    d.被験者リクルーティング
     ・必要な人数の決め方
     ・被験者条件の確定
    e.テスト環境づくり
     ・本格的な環境を構築する場合
     ・環境レイアウト・配線の例
     ・簡易的な環境を構築する場合
  
6.ユーザビリティテストの実施
  (1).ユーザビリティテストの目的
    ・ユーザビリティテストは情報収集の場
  (2).テスト実施に関わるメンバーの役割と注意点
    a.進行係(モデレーター/ファシリテーター)
    b.撮影係
    c.記録係

7.ユーザビリティテスト観察/記録体験(2)
  ・演習(観察/記録Part2)

8.参考文献

キーワード ユーザビリティ タスクシナリオ ユーザビリティテスト テスト観察 記録体験 UIデザイン 人間中心設計 ギャップ ユーザインタフェース
タグ 画像使いやすさ・ユーザビリティ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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