固体潤滑技術の基礎と低摩擦・低摩耗化の実現

~ 摩擦と摩耗のメカニズム、固体潤滑剤、薄膜固体潤滑による摩擦メカニズムと超低摩擦化の実現技術 ~

・流体潤滑が困難な場所で必要性が増している固体潤滑技術を効果的に応用するための講座

・トライボロジーの基礎から、固体潤滑剤と固体潤滑法や低摩擦・超耐摩耗技術までを修得し、製品設計に活かそう!

講師の言葉

 近年、真空中や高温環境中などの特殊環境中だけでなく、低すべり速度下、高面圧下など流体潤滑が困難な軸受や案内において固体潤滑の要望が増えている。
 しかし、固体潤滑には寿命において大きな欠点を有しており、材料の選択を初めとする設計方法や潤滑方法の最適化が必要である。
 そのためには、固体潤滑の低摩擦メカニズム及び摩耗メカニズムの考え方を習熟する事が必要である。
 本講義では、すべり摩擦と摩耗に関する基礎から、固体潤滑剤と固体潤滑法の概要並びにコーティングを含めた低摩擦・耐摩耗実現のための習熟すべきメカニズムについて解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年05月08日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・固体潤滑技術の開発及び応用を進めている研究・技術者及び検討している研究・技術者の方
・機械、自動車、航空・宇宙機器、半導体製造装置ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・材料科学、機械材料、材料力学の知識があれば望ましいが無くても、例えにより平易に解説する
修得知識 ・固体潤滑技術の開発および応用のための指針が得られる
プログラム

1.摩擦と摩耗の基礎
  (1).表面の特殊性とバルクとの差異
  (2).摩擦のメカニズム
    a.凹凸説
    b.凝着説
    c.掘り起こし説
  (3).摩耗の分類とメカニズム
    a.アブレシブ摩耗
    b.凝着摩耗
    c.疲労摩耗
    d.腐食摩耗

2.固体潤滑の概要
  (1).固体潤滑とは
  (2).固体潤滑の利点と欠点
  (3).固体潤滑剤 
    a.炭素系固体潤滑剤 
    b.遷移金属ジカルコゲナイト
    c.窒化ホウ素
    d.高分子固体潤滑剤
    e.軟質金属
  (4).固体潤滑法
    a.固体被膜
    b.自己潤滑性材料
    c.潤滑油・グリースへの添加

3.薄膜固体潤滑による摩擦メカニズムと超低摩擦化の実現
  (1).固体潤滑メカニズム
    a.薄膜潤滑理論
    b.超潤滑理論
  (2).超低摩擦現象
    a.ダイヤモンド
    b.ダイヤモンドライクカーボン
    c.窒化炭素

キーワード 固体潤滑 すべり摩擦 摩擦係数 比摩耗量 アブレシブ摩耗 凝着摩耗 疲労摩耗 腐食摩耗 固体被膜 自己潤滑性材料 ダイヤモンドライクカーボン
タグ トライボロジー機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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