空力音の発生メカニズムと適切な空力騒音低減技術

~ 空力音の基礎、ジェット騒音、はく離騒音、フィードバック音、音響共鳴音、ファン騒音の低減事例 ~

・空力音の発生メカニズムを理解し、低騒音な製品開発に活かすための講座

・空力における流れを制御する技術と適切な低減策を修得し、製品の騒音対策に応用しよう! 

・理論的な裏付けとともに多くの騒音対策事例を通して分りやすく解説いたします。

講師の言葉

 空調設備やコンピュータの冷却ファンなど、気流を利用する機械や装置から発生する騒音や振動が問題となる場合が多々ある。空力騒音の支配的な原因が、気体の非定常な流れから発生する圧力変動であり、振動の主要因が流体連成振動である。
 空力騒音を低減するためには空力音の発生メカニズムを理解して、流れを制御する技術を解明することが必要になる。空力音の低減対策技術の基礎に関して解説する。併せて空力騒音の低減事例を解説し、ファンや気流を扱う装置・製品の騒音・振動の問題に直面している技術者に適切なアドバイスを提供する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月20日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ファンやターボ機械の製品開発担当者、輸送機器の開発担当者
・家電製品の開発者、空調設備の設計者、コンピュータや情報機器の冷却装置開発担当者
・プラントの熱流体システム設計者など空力騒音の解析や低減に関わる方
予備知識 ・流体力学の基礎、音響学の基礎、機械力学の基礎、騒音の測定・分析技術等の知識・経験があれば理解が深まります
修得知識 ・ファンや空調装置の騒音問題や振動問題に直面した時に、問題を解決して静かな新製品を開発するまでのプロセスを具体化できる
プログラム

1.空力音の基礎(これだけは押さえておきたい事項)
  (1).基本事項
  (2).空力騒音を聞いてみる
    a.パンタグラフ(実験)
    b.キャビティ音(実験、騒音制御実験)
    c.フロントグリル(実験)
    d.自動車空力騒音(数値解析)
    e.ファン騒音(数値解析)
    f.楽器(数値解析)

2.空力騒音の低減事例
  (1).ジェット騒音
   ・Lighthillの思考実験(ジェット騒音)
  (2).はく離騒音
    a.パンタグラフカバー
    b.パンタグラフ
    c.碍子カバー
  (3).フィードバック音
    a.キャビティ音
    b.ドアミラー騒音
    c.ボンネット騒音
  (4).音響共鳴音
    a.翼列騒音
    b.楽器
  (5).ファン騒音

3.空力騒音の基礎理論
  (1).基礎方程式
    a.表面音源
    b.空間音源
    c.基礎方程式から導かれる空力音発生機構の物理的な解釈
  (2).分離解法
  (3).直接解法

4.空力騒音対策事例における低減技術の詳細
  (1).はく離騒音の制御(渦構造)
  (2).フィードバック音の制御(受容性)
  (3).共鳴音場の制御(境界条件の変更)

5.まとめ
  (1).低減方法のまとめ 空調設備の騒音
  (2).ファン騒音
  (3). 制御技術
  (4). 大規模数値流体解析
  (5). Q & A

キーワード 空力音 空力騒音 ジェット騒音 はく離騒音 フィードバック音 音響共鳴音 ファン騒音 共鳴音場 数値流体解析
タグ 精密機器・情報機器自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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