自励振動の基礎および実例と抑止技術

~ 自励振動の発生メカニズムと発生の安定判別および発生実例に基づく具体的な防止対策 ~

・強制振動に適用される対策が通用しない「自励振動」について、実例と防止対策を修得する講座
・異音や機器の破損・故障、工作物の不具合を引き起こす自励振動を防止し、機器や製品の信頼性を向上させるためのセミナー!

講師の言葉

自励振動は、振動的な強制外力がなくても発生する振動です。微小な外乱によって引き起こされた振動が、何らかのメカニズムによりフィードバックされて加振力を生み出し、さらに大きな振動へと成長させます。そこで、強制振動のように、外力を小さくする、外力が伝わる経路を遮断するなどの直観的な振動抑制対策を適用することができません。
本講習会では、自励振動の発生を抑制するための基礎を学びます。まず、自励振動の発生メカニズムを見つける力、次に、自励振動が発生するかどうかを判別する力、最後に自励振動の発生を抑制する方法を考える力をつけることを目指します。

本セミナーは会場が変更になりました(東京・西新宿 → 市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 市ヶ谷法曹ビル B1 会議室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ブレーキの鳴きや工作物のびびり振動などの自励振動の対策に取り組む機械技術者
・乗用車、二輪車などの輸送機器や機械、プラント、建築物などの研究開発、設計、技術、信頼保証などに携さわり、かつ自励振動の低減に取り組まれている研究者、技術者の方
予備知識 ・機械力学の基礎(機械振動系の運動方程式、固有振動数、減衰、共振など)
・制御工学の基礎(微分方程式、ラプラス変換、伝達関数、ナイキストの安定判別法、ボード線図)
修得知識 ・自励振動の発生メカニズムがわかる
・自励振動が発生するかどうか安定判別できる
・自励振動の防止対策を立案できる
プログラム

1.自励振動の基礎
  (1). 振動とは?
      a. 機械振動系を構成する要素
      b. 振動の表し方
      c. 振動の種類
  (2). 振動現象の数学モデル
      a. 自由振動
      b. 強制振動
      c. 自励振動     

2.振動系の安定判別法
  (1). 特性方程式の根による安定判別
  (2). 特性方程式の係数による安定判別
  (3). ボード線図による安定判別
      a. ナイキストの安定判別法
      b. ボード線図のメリット
      c. 基本要素のボード線図
      d. 1自由度振動系のFB制御
      e. 2自由度振動系の連成

3.自励振動の実例と抑制技術
  (1). 摩擦振動 (1自由度振動系)
  (2). 薄鋼板のアクティブ制振
  (3). ディスクブレーキの鳴き
  (4). 薄肉工作物に生じるびびり振動

キーワード 自励振動 びびり振動 スティックスリップ 摩擦励起振動 ブレーキ 鳴き
タグ 機械自動車・輸送機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
市ヶ谷法曹ビル B1 会議室
東京都千代田区九段北4-1-5 市ヶ谷法曹ビル 地下1階

最寄り駅:
JR中央・総武線「市ヶ谷駅」より靖国神社方面に徒歩5分
地下鉄:都営新宿線、東京メトロ南北線・有楽町線「市ヶ谷」駅A4出口から徒歩4分
都バス「一口坂」バス停前
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