金属疲労のメカニズムと疲労強度向上技術・疲労設計への活かし方・ポイント

~ 金属疲労による事故事例、金属疲労のメカニズムと疲労寿命の推定・疲労強度向上法 ~

・金属材料の疲労メカニズムを学び、機器や構造物の疲労破壊を未然に防止するための講座
・金属材料を用いた機器や構造物の高信頼性を実現する疲労寿命の推定・疲労設計・疲労強度向上技術をマスターしよう!

講師の言葉

 私は、高速度工具鋼など高強度・高硬度な鉄鋼材料の製造および性能評価を数十年に渡って行って来ました。その中で、特に疲労強度特性の評価が重要であることを実感致しました。また、最近、低応力で107サイクルを超える領域(「超高サイクル疲労」または「ギガサイクル疲労」と呼ばれる)での疲労強度特性に注目が集まってきております。
 そこで、超高サイクル疲労に注目が集まった背景を紹介するとともに、私が見出したその領域での疲労強度向上法、および疲労寿命推定法について紹介させていただきたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年10月19日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車をはじめとした輸送機器、機械、電力、プラントなどにおける開発、設計、信頼性評価、強度研究、解析などに関わる方
・鉄鋼材料を中心とした金属材料の研究開発に関わる方
・金属材料の表面処理、加工に関わる方
予備知識 ・高校で履修する数学(代数、微積分、ベクトル)、物理を理解していることが望ましい
修得知識 ・金属疲労、疲労設計法の基礎
・超高サイクル疲労の理解
・鉄鋼材料の疲労強度向上法の概要
・特殊鋼の疲労寿命推定法の概要
プログラム

1.金属疲労とは
  (1). 金属疲労による事故事例の紹介
  (2). 金属疲労に関する研究の歴史

2.疲労設計法の基礎
  (1). 材料の強度測定法
  (2). 破面解析
  (3). 疲労試験法
  (4). S-N曲線
  (5). 疲労限度
  (6). 疲労き裂の発生と進展

3.金属疲労のメカニズムと疲労寿命の推定・疲労強度向上法
  (1). 代表的な金属の疲労強度特性と疲労メカニズム
      a.銅および銅合金
      b.アルミニウムおよびアルミニウム合金
      c.ニッケルおよびニッケル合金
      d.チタンおよびチタン合金
      e.マグネシウムおよびマグネシウム合金
  (2). 一般的な鉄鋼材料の疲労強度特性と疲労メカニズム
      a.機械構造用炭素鋼
      b.クロムモリブデン鋼
      c.炭素工具鋼・合金工具鋼
      d.ステンレス鋼  
  (3). 金属疲労における疲労寿命の推定と疲労強度向上法
      a.疲労寿命推定式
      b.疲労メカニズムに基く疲労強度向上法

4.超高サイクル疲労とは
  (1). 超高サイクル疲労が注目されてきた時代の背景
  (2). 特殊鋼の製造技術・高清浄度技術の発展
  (3). 超高サイクル疲労強度が要求される特殊鋼部品の登場

5.特殊鋼(高速度工具鋼および軸受鋼を含む)の超高サイクル疲労強度特性と疲労強度向上法
  (1). 超高サイクル疲労強度特性に関する研究の発展
  (2). 軸受鋼の超高サイクル疲労強度特性
  (3). 高速度工具鋼の超高サイクル疲労強度特性
  (4). 超高サイクル疲労強度特性に及ぼす諸因子の影響
  (5). 高速度工具鋼の超高サイクル疲労強度特性の向上法
  (6). 超高サイクル疲労における疲労寿命推定式の確立

キーワード 金属疲労 疲労設計 破面解析 疲労試験 S-N曲線 疲労限度 疲労き裂 疲労寿命 超高サイクル疲労 ギガサイクル疲労
タグ 金属プラント機械機械要素強度設計構造物
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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