超音波による非破壊検査技術の基礎と微細欠陥可視化技術への応用例

~ 超音波探傷法の基礎と非線形超音波法による微細欠陥可視化技術とその適用例 ~

・これまで検出・画像化が不可能であった微細な欠陥を観察できる非破壊検査技術について適用例を交え解説する講座
・微細欠陥を可視化することで、機械や構造物の信頼性・健全性向上へ活かすための特別セミナー!

講師の言葉

 高信頼性が要求される、自動車・航空機・産業機械産業では表面直下の数百μm以内の深さに存在する数十μm台の非金属介在物、拡散接合界面の異質部・偏析、100μm程度のボイド・微小き裂の非破壊検出が要求される状況となってきた。
 また軽量化、複数機能の実現のために異種材料接着部の非破壊健全性評価も望まれる。しかし従来の超音波探傷法では、それらの検出・画像化は不可能である。
 本セミナーでは、従来のX線、超音波探傷法等で検出できない固体材料内の微小な異質部と100μm以下の微細欠陥を水浸非線形超音波法を用いて可視化する技術の基礎と適用例を紹介する。また表面をわずかに濡らす程度の封水超音波センサを用いた画像化法についても述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年09月20日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・自動車・航空機・産業機械産業の開発・生産技術(計測技術)担当者
・高品質・高信頼性を必要とする部品の信頼性評価技術の担当者
予備知識 ・大学1-2年次 物理程度の知識
修得知識 ・材料内部の微細欠陥・異質部を非破壊的に可視化する技術
プログラム

1. 製造業でなぜ非破壊検査・材料評価が必要か?
(1). 材料の経年劣化の進行
(2). 新材料、複合材料、接着構造の出現
(3). 超高信頼性の要求

2. 材料力学・弾性学による応力・変形解析―単純化の問題点
(1). 均質等方性・無欠陥という単純化
(2). 材料劣化・損傷は局部的かつ時間依存

3. 金属材料の劣化・損傷と非破壊材料評価
(1). 劣化損傷のマルチスケール性
(2). 損傷のスケールと非破壊評価法
(3). mm台き裂検出からμm台損傷の検出・画像化へ

4. 開口巨視き裂の非破壊検査法
(1). JIS規格の非破壊検査法
(2). 内部欠陥検出法
(3). 劣化・損傷評価法

5. 従来超音波探傷法の概要
(1). 固体内弾性波の一次元伝搬
(2). 超音波試験法概要

6. 材料劣化・損傷の非破壊評価法
(1). 従来超音波法
(2). 非線形超音波法

7. 非線形超音波法概要
(1). 連続体に対する非線形超音波(高調波)発生機構
(2). 接触面(閉口き裂)型欠陥に対する非線形超音波(高調波)発生機構

8. 非線形超音波(高調波)測定法
(1). 高調波測定装置
(2). 水浸後方散乱波法
(3). 水浸局部共振高調波法

9. 材料劣化・損傷の高調波画像化例
(1). 微小非金属介在物
(2). 局部共振法による塑性変形の可視化
(3). 局部共振法による疲労損傷域の可視化
(4). クリープ損傷
(5). スポット溶接部
(6). 薄板溶接部溶込深さ
(7). 拡散接合界面不健全部(偏析)
(8). 摩擦圧接部不健全部
(9). 溶射皮膜不健全部
(10). 接着樹脂硬化度
(11). 液体水素ロケット模擬燃焼ノズル部隔壁の微小き裂(斜角入射)
(12). 局部共振法による液体水素ロケット模擬燃焼ノズル部隔壁の微小き裂の可視化
(13). 異種材料溶接部応力腐食割れ(SCC)と SUS鋳鋼材の疲労き裂

キーワード 非破壊検査 材料評価 経年劣化 劣化損傷 非線形超音波法 高調波画像
タグ プラント自動車・輸送機設備配管
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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