転がり機械要素の基礎と振動・摩擦対策および機械システム設計への応用と勘どころ

〜 転がり軸受・転がり案内の基礎と振動・摩擦の影響、機械システム設計の勘どころ 〜

・並進や回転などの運動を行う機械システムの設計には不可欠な転がり機械要素について解説する講座
・機械要素由来の摩擦・振動問題を解決するための設計技術をマスターし、機械システムの低コスト化・高性能化を実現しよう!

講師の言葉

 機械システムで並進や回転などの相対運動を実現するためには、案内や軸受といった機械要素が不可欠です。転がり機械要素を用いれば安価に低摩擦かつ高速・高精度な相対運動を実現できるため、工作機械・発電機といった産業機械から自動車・鉄道といった輸送機械まで、様々な機械システムで採用されており、その低コスト化、高性能化に貢献しています。

 しかし、転がり機械要素では特有の摩擦問題・振動問題が発生します。それらへどのような対策を施すのかが、低コスト化や高性能化を達成する上でのキーファクタとなります。
 本講義ではまず、転がり軸受単体および転がり案内単体を対象として、そこに生じる摩擦問題、振動問題の発生メカニズムや個々の問題への対策手法を述べます。その後、機械システムで生じる機械要素由来の摩擦問題・振動問題について解説する。最後に、摩擦問題や振動問題を意識した機械システム設計の勘どころを事例を交えて紹介致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月15日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計に携わる企業の技術者(主に新入社員レベル〜初級レベル)  (自動車、産業機械、精密機械メーカでの設計開発や機械設備関連の業務に関わる方)
予備知識 ・高校卒レベル以上の微分積分の知識、基礎的な材料力学の知識(応力、ひずみなど)
修得知識 ・転がり機械要素で生じる摩擦問題・振動問題の発生メカニズムとその対策法、ならびにこれらの問題を考慮した機械システム設計における勘どころ
プログラム

1. 転がり機械要素の基礎
  (1). 機械要素の分類
  (2). 転がり機械要素の特徴

2. 転がり軸受
  (1). 転がり軸受の種類
  (2). 負荷容量と寿命
  (3). 潤滑剤の効果と種類
  (4). 潤滑法と限界稼働条件
  (5). 転がり軸受で問題となる潤滑問題
  (6). 潤滑問題の解決策
  (7). 転がり軸受で問題となる振動問題
  (8). 振動の発生メカニズム
  (9). 振動問題に対する対策

3. 転がり案内
  (1). 転がり軸受の種類
  (2). 負荷容量と寿命
  (3). 転がり案内で問題となる潤滑問題
  (4). 潤滑問題の対策方法
  (5). 転動体負荷分布の理論計算
  (6). 静剛性・振動減衰性からみた軸受の選定指針
  (7). 転がり案内で問題となる振動問題と発生メカニズム
  (8). 振動問題の対策方法

4. 転がり機械要素の振動・摩擦を意識した機械システム設計の勘どころ
  (1). 機械システムにおける転がり機械要素の用途
  (2). 摩擦問題が機械システムの性能に及ぼす影響
  (3). 振動問題が機械システムの性能に及ぼす影響
  (4). 転がり機械要素の振動・摩擦を意識した機械システム設計の勘どころ

キーワード 機械要素 転がり軸受 転がり案内 摩擦 振動
タグ 機械機械要素軸受け
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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