熟練技術者の「暗黙知の見える化による技能伝承」の具体的手法とそのポイント 〜 演習付 〜

〜 認知的スキルの抽出・分析、整理・表現、認知的タスク分析と技能分析による共有の仕組み構築と暗黙知の見える化手法 〜

・塾練技術者の技能ノウハウを見える化し、社内で共有・活用するためのポイントを学ぶ講座

・ベテラン塾練技術者の暗黙知であるカン、コツ、ノウハウ等を見える化し、技能伝承や新人教育の効率化に活かそう!

講師の言葉

 設計・開発等の仕事を通じてベテランの頭や身体の中に蓄積されてきた暗黙知(経験に基づくカン、コツ、ノウハウ)を、「認知的タスク分析」という手法を使って引き出し、「タスク分析表」(+他の必要な表、マップ、チャート等)に整理することで、ベテランの暗黙知を継承する具体的手法をお伝えします。

 理論的裏付けから具体的手法まで、少し学んで経験すれば現場で使えそうなレベルのお話をします。

 「暗黙知」とは、人が経験を通じて体得した、言葉では伝えられない(伝えにくい)知識や知恵のことです。

 人は経験を通じて有益な知識・知恵を創造・蓄積します。その知識・知恵は、判断(意思決定)の機会が多く、且つ判断の如何によって成果が大きく変わる仕事ほど、高い価値を持ちます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月07日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製品、部品、生産ライン等の設計や開発に携わる技術者及び管理者 ・熟練技術・技能の伝承と社内共有に関心のある技術者及び管理者 ・熟練技術・技能の共有による人材育成に関心のある技術者及び管理者
予備知識 ・企業における何らかの頭脳労働に関する知識と経験 (設計・開発業務の経験がある方が好ましいですが、講義では、これらの経験がなくても理解できる事例を採りあげて解説します。) ・好ましくは、企業における頭脳労働の熟練者が持つ技術・技能の伝承に関する知識・経験や、当該の技術・技能の共有による効率的な人材育成・開発に関する知識・経験等
修得知識 本講座により、以下のことを知ることができ、またそれらが実現可能であることが分かります。 ・塾練技術者のノウハウ(暗黙知)を見える化する具体的手法がどのようなものか、分かります。 ・練技術者のノウハウ(暗黙知)を次世代に伝承し社内で共有する仕組みとしてどのようなものがあるか、分かります。 ・塾練技術者は、ノウハウ(暗黙知)言語化に習熟したインタビュアーとの対話を通じて、無意識でやっていた自分の思考法や習慣、思い込み等に気づくことができるので、自分のノウハウの改善・発展が容易になり、より価値の高いノウハウの創出が期待できます。 ・この効果があるため、自分のノウハウの開示を積極的には望まない熟練技術者にも、言語化への協力を伝承してもらいやすくなります。
プログラム

1.暗黙知とは何か

  (1).二種類の知識

     ・形式知と暗黙知

  (2).暗黙知の二つの側面

  (3).暗黙知は人の直接経験から生まれる

  (4).仕事に含まれる暗黙知

     ・多くは認知的スキル

  (5).重要な認知的スキル

     a.状況認識(情報収集、情報解釈、状況予測)

     b.意思決定(問題明示、選択肢の比較検討)

     c.選択肢の選択と実行、結果の評価)が中心

2.暗黙知見える化を弁理士が始めた経緯

  (1).特許明細書作成という仕事で培われたスキル

     a.発明(抽象的アイデア)を言語化・概念化するスキル

     b.発明者から必要情報を引き出す面談スキル

  (2) .発明の言語化・概念化スキルの暗黙知見える化への転用

  (3).インタビュー(面談)スキルの暗黙知見える化への転用

3.暗黙知見える化の全体像

  (1).熟練者によるタスク分析表の記入(自問自答による)

     a.分析するタスク(〇〇の設計、〇〇の企画等)を特定

     b.特定したタスクをサブタスクへ分解

     c.各サブタスクの実施中に行っている思考・行動を記入

     d.重要な認知的スキルを含むサブタスクを選択

     e.重要な認知的スキルに必要なカン、コツ、ノウハウを記入

  (2).インタビュアーによるタスク分析表の修正・追記

     ・インタビューによりタスク分析表の空白を埋め、不適切部分を修正

  (3).インタビュアーによる認知的スキルの抽出・分析

     a.選択したサブタスク中で行った思考プロセスを特定

     b.特定した思考プロセスの詳細を分析

     c.選択したサブタスク中の認知的スキルとカン、コツ、ノウハウを特定

  (4).教材の作成

     a.タスク分析表で入手した全データを整理

     b.整理した結果を後継者が理解できる形で表現

     c.表現した内容に基づいて教材(テキスト)を新規作成

4.熟練者の特徴

  (1).領域固有性

  (2).パターン認識

  (3).記憶能力

     a.知覚能力

     b.典型性・特異性・前提と結論の認識能力

5.暗黙知見える化の具体的手法

  ・認知的タスク分析と技能分析

  (1).認知的タスク分析(Cognitive Task Analysis、CTA)とは

  (2).認知とは

    ・認識・理解・思考

    ・注意、知覚、パターン認識、記憶、判断、意思決定、問題解決、推論等

  (3).タスクとは−対象となる技術者の仕事

     ・サブタスクとは−タスクを分解したもの

  (4).分析とは−サブタスク中の心的プロセスを分解・整理して言語化・概念化

      a.自問自答とインタビューによる認知スキルの抽出(言語化)

  (5).抽出した認知スキルの整理・表現(概念化)

  (6).認知的タスク分析の例

      a.熟練者の自問自答により作成したタスク分析表

      b.インタビュアーが修正・追記したタスク分析表

      c.インタビュアーが抽出・分析した認知的スキル

      d.インタビューのコツ

      e.タスク分析表の修正・追記のコツ

      f.事例を用いた演習(Excelを使用)

  (7).教材の作成

      a.タスク分析の結果に基づき教材を新規作成

      b.タスク分析の結果に基づき既存教材を修正・追記

      c.事例を用いた演習(PowerPointを使用)

      d.ベースとなった技能分析手法

6.暗黙知見える化の結果の利用

   ・後継者による認知的スキルの体得

   (1).座学による研修

      a.熟練技術者本人による指導・解説

   (2).後継者による独習(トレーニング)

7.事例を用いた演習

キーワード 言語化 暗黙知 特許明細書 認知的タスク分析 技能伝承 タスク分析 技能分析手法
タグ リスク管理取扱説明書規格・標準技術伝承経営・マネジメント業務改善研究開発商品開発
受講料 一般 (1名):48,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):43,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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