組込みソフトウェアテストの基礎と組み合わせテストによる効率化とその実践 〜1人1台PC実習付〜

〜 ソフトテストの7原則と分類、因子と水準の抽出、オールペア法(ペアワイズ法)による効率化、直交表による効率・網羅率の向上のコツ 〜

  • 直交表やペアワイズ法を例に、標準的に使われるPICTGaloisSoftTestを用いた実習を通し理解を深める講座!
  • 組込みソフトの効率的なテスト技法について基礎から修得し、致命的なバグや欠陥の防止、ソフト品質向上に活かそう!

    PCは弊社にて用意いたします

講師の言葉

 ソフトウェアテストとはソフトウェア開発全体の4割程度の工数を占める作業であり、ソフトウェア製品のコストと品質に大きな影響を与える重要なものである。しかし一方でソフトウェアテストは理論や実践が確立されていない分野であり、また技術者がそれを学ぶという意識も低い分野である。

 そこでこの研修ではソフトウェアテストの重要さを学ぶだけでなく、その意義も踏まえて、テスト技術者を育成するために必要な知識とその実践を学んでいく。最初にソフトウェアテストの基礎を見直すことにより、テストの重要さを再認識し、テストの大問題であるコストと品質のバランスを考えていく。このために効率の良い組合せテストをするためにオールペア法と直交表の手法とツールを学ぶ。これらを使うコツを学び、実践的な技術を身に付けていく。

 この研修ではテストの意義を学ぶととともに、多くの演習で学んでいくことにより、すぐに使える技術としてのソフトウェアテストを学んでいく。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年02月23日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・組み込みソフトウェアテストに携わっている方、またこれから携わる方 ・組み込みソフトウェアの品質の向上に努める方 ・組み込みソフトウェアテストにおけるコストと品質のバランスを取り、効率的なソフトウェア開発の管理をしたい方
予備知識 ・ソフトウェア開発に関わる方であれば、予備知識は特に必要ありません ・エクセル(標準操作レベルで十分)が使えること
修得知識 ・ソフトウェアテストの意義とその重要性を学ぶことができる。次にソフトウェアテストの一般的な知識とその演習を通じての経験を得ることができる。これは実践的なソフトウェア技術を身に付ける一助になる。そして効率的な組合せテストの方法やそのツールの使い方、コツなどの知識習得できる。
プログラム

1.ソフトウェアテストの基本 〜テストで押さえておくべきポイント〜

  (1).ソフトウェアテストの定義と目的

    a.テストツールとの付き合い方(ソフトウェアテストを学ぶ前に)

    b.ソフトウェアテストの定義

    c.新時代(AIとIoT、ビッグデータ時代)のソフトウェアテスト

    d.ソフトウェアテストの7原則

    e.ソフトウェアテストの問題点

    f.テストの完了基準

  (2).ソフトウェアテストの分類

    a.ソフトウェアテストの分類一覧

    b.ホワイトボックステスト:制御パステストの紹介

    c.ブラックボックステスト:同値分割とデシジョンテーブルの紹介

    d.同値分割の演習

    e.デシジョンテーブルの演習

2.組み合わせテストの基本

  (1).因子と水準の抽出

    a.データ抽出と機能抽出

    b.因子と水準の関係

    c.禁則組み合わせの抽出

    d.組み合わせテストの演習

  (2).組み合わせテストのコツ1

    a.因子の合成

    b.組み合わせ分割

    c.組み合わせテストの回数と強さの決定

  (3).組み合わせテストへの移行

    a.デシジョンテーブルから

    b.状態遷移表から

    c.試験仕様書から

3.オールペア法(ペアワイズ法)によるテストの効率化

  (1).オールペア法とは

    a.オールペア法とカバリングアレイ

    b.手動によるペア割り当て

    c.オールペア法の演習

  (2).オールペア法のツール

    a.PICT/PictMasterOA

    b.色々な使い方

    c.オールペア法ツールの演習

4.直交表による効率化と網羅性の両立

  (1).直交表とは

    a.定義と例、表記法

    b.直交表による効率化

  (2).直交表ツール

    a.PictMasterOA、GaloisSoftTest

    b.直交表の生成原理

    c.GaloisDB

5.オールペア法と直交表の効果的な運用法

  (1).比較

    a.特徴

    b.テスト回数

    c.網羅率

  (2).使い分けと運用

    a.運用ガイドライン

    b.強さと手法の決定基準

    c.適用事例

    d.既存テストからの移行

  (3).組み合わせテストのコツ2

    a.因子の合体

    b.組み合わせの分類

    c.禁則の外出し

    d.水準の分割

    e.UIテストのコツ

  (4).ソフトウェアテストの運用

    a.探索的テストと相互補完

キーワード ソフトウェアテスト 組込みソフトウェア テストの完了基準 車載用ソフト 医療機器 IoT 同値分割 デシジョンテーブル 組み合わせテスト 因子と水準 ペアワイズ法 オールペア法 直交表 PictMaster 探索的テスト
タグ ソフト品質組み込みソフト
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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