信頼性・安全性を確保するための加速試験の基礎およびデータ解析手法とその実際

〜 信頼性の概要と特徴、信頼性データの解析、加速試験の概要と役割、国際標準化と実施上のポイントおよび活用、加速試験の進め方の実際・注意点 〜

  • 長年にわたり信頼性と安全性の実務・指導に携わってきた講師が実施上のポイントを解説する講座!
  • 品質保証や未然防止に役立つ信頼性・安全性の基本と加速試験技術についてデータ解析方法を交えて分かり易く解説する特別セミナー!

講師の言葉

 新製品開発において信頼性・安全性の確保は欠かせない。信頼性とは文字通り、信じられる・頼られる性質であり、安全性と共に、機能の有無や性能の優劣とは別次元で確保しなければならない。ところが、時間という要素がもつ特徴から、その確認や検証に長い時間を必要とし、開発期間への影響が大きい。

 「加速試験の活用」というのは魅力的なフレーズである。が、信頼性の特徴と基本を踏まえない加速試験の運用では効率的な開発は望めない。信頼性加速試験は単に試験時間を短くするものではなく、故障解析など自社のノウハウを活用して、信頼性にかかわる技術課題の早期改善につなげるものである。安全性についても同様で、その特徴を理解したつくり込みが求められる。

 この講座では実務者を対象に、品質保証や未然防止に役立つ信頼性・安全性の基本と加速試験の考え方を基本的なモデルとデータ解析方法を交えて分かり易く解説する。また信頼性加速試験の国際規格(IEC62506)についても制定に関わった立場から背景、狙い、概要を解説して、活用の体系的な理解を促すものである。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年08月07日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製品設計、品質保証、信頼性管理、信頼性試験・解析に関わる技術者や管理者
予備知識 ・統計的手法の基礎
修得知識 ・信頼性、故障、寿命の概念が理解できる ・試験規模とサンプル数の決め方が理解できる ・ワイブル解析とパラメータの読み方が習得できる ・加速試験の概要とその準備、実施上のポイント、注意点が理解できる ・加速試験で用いる故障物理モデルとその意味が分かる ・安全と信頼性の違い、国際標準の概要とその背景が分かる
プログラム

1.信頼性の基礎概念とその特徴

  (1). 信頼性・安全性を取り巻く環境

  (2). 時間依存の品質

  (3). 信頼性の尺度・指標と安全性の相違点

2.信頼性試験規模と信頼性データの解析

  (1). 試験規模の考え方と最小の信頼性試験規模の決め方

  (2). 信頼性データの特徴と解析上の注意

  (3). 寿命データの解析方法  他

3.加速試験の概念と役割 

  (1). 加速試験が必要とされる理由

  (2). 定型試験の特徴とそのメリットとディメリット

  (3). 定量的な加速試験と質的な加速試験

  (4). 故障のモデルと故障物理モデルの応用(アレニウスモデル、SSモデル他)

  (5). 加速試験の限界と注意点

4.国際標準化とその活用

  (1). 国際標準化とその活用

  (2). 信頼性に関する国際標準化

  (3). 信頼性加速試験の国際規格(IEC62506)の概要と注意点

5.加速試験の進め方の実際

  (1). 機器・部品における加速試験の特徴と実際

  (2). 活用事例と推進上で気をつけるべきこと

  (3). 信頼性と安全性作りに向けて

キーワード 信頼性 安全性 加速試験 データ解析 寿命データ解析 国際標準化 IEC62506
タグ 安全信頼性試験・故障解析データ解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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