実験計画法の基礎と活用のポイント　〜１人１台PC実習付・ＤＶＤ（実験解析用ファイル）付〜

講師の言葉

　技術者が直面する解決すべき問題の多くは、複数の要因によって結果が支配されています。そのため、問題解決のためには、どの原因系要因が結果にどれだけ影響およぼしているのか、という情報を得る必要があります。

このような時、分散分析という統計学の手法はとても役立ちます。

　分散分析を行うには原則として、複数の要因についてそれぞれの選択肢が総当たりとなるすべての組みあわせを用意してデータを採集しなければいけません。

　しかし、総当たりとなるすべての組みあわせを用意しなくても解析できる方法があります。それが実験計画法です。実験計画法は直交表というツールにしめされた少数の組みあわせを用意して、その組みあわせについてデータを採集すれば、その結果に対して分散分析を行うことが可能になるとても有効な統計学の手法です。

　分散分析と実験計画法は、得られた情報をもとにその後の技術活動を決めるための意思決定ツール（道具）です。道具は便利で有効な反面、その使い道や使い方を誤るとケガをします。

　ケガをしないためには、道具の機能や原理・構造をしっかりと知っている必要があります。

　本講座では、強力な手法である分散分析と実験計画法について、その原理となる統計学の基礎知識を修得し、分散分析と実験計画法の使い道と使い方を正しく理解し、実務活用に結びつけることを目的とした講座です。

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