ろ過・分離技術の基礎とフィルター・ろ過システムの最適選定法と トラブル対策

〜 機構とろ過式およびその応用、ろ過特性に影響を及ぼす現象と因子、ろ過装置の選定基準およびトラブルの原因と対策 〜

・ろ過の操作に伴う諸現象の本質を理解しトラブルを防止するための講座

・ろ過の関連現象・技術の基礎、各種ろ過方法特性からろ材・装置の選定方法まで修得し最適選定による、ろ過能力向上に活かそう!  

講師の言葉

ろ過法には膜ろ過、砂ろ過、不織布ろ過、高速繊維ろ材ろ過、ケーク(脱水)ろ過などいろいろあるが、ろ過の機構と問題点は類型化でき、基本的に共通している事項が多い。
 講義では「ろ過およびそれに関連する諸現象およびろ過技術とは何か?」ということを、実践で応用できるように、できるだけわかりやすく解説します。

 ろ過特性は個々の原液の性状と凝集などの前処理条件、使用するろ材とろ過装置の特性およびその運転条件に依存する。そのため、ろ過はろ過操作のノウハウだけではなく、それを理解するためにはろ過操作に伴う諸現象(ろ材や分散粒子の性状、界面動電現象、凝集現象と操作など)の本質とそれらの測定法およびろ過結果の適否を決める、ろ過精度とは何か?を同時に理解する必要がある。 
 本講座では各種ろ過方法および装置における、ろ過特性に影響を及ぼす諸現象や諸因子を説明し、併せて濾過特性の評価法、ろ過装置の選定基準およびトラブルの原因と対策例を通

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年06月21日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・製造現場技術者 ・水処理分野:排水処理、排水再利用・淡水化処理、リサイクル 等 ・化学工業分野:CMPスラリー、インク、レジスト材料、半導体製造、高輝度LED製造工程、研削・研磨加工液 、自動車の電着塗装排水からの塗料の回収等 ・食品分野:酒類(ワイン、焼酎、日本酒)、食品加工(分離、濃縮、抽出)、微生物発酵液 等 ・医薬品分野:原薬(たんぱく質等)、血液
予備知識 ・ろ過に関心のある方であれば特に必要としない、基礎からわかりすく解説します
修得知識 ・ろ過・膜ろ過の関連現象・操作の基礎 ・膜ろ過、深層ろ過、ケークろ過のろ過特性 ・膜ろ過・ケークろ過・圧搾など各種ろ過技術 ・ろ過操作に伴う諸現象 ・ろ過精度の測定、ろ材・装置の選定法 ・フィルタおよびろ過装置の選定方法
プログラム

1. ろ過・膜ろ過および関連現象・操作の基礎

  ・ろ過装置およびろ材・フィルターの種類

(1).清澄ろ過機

    a.マイクロストレーナー

    b.金属フィルター

    c.カートリッジフィルター

    d.砂ろ過

    e.高速ろ過機

    f.ろ過膜など

 (2).脱水装置

   a.過脱水機(重力、真空、加圧)

b.遠心脱水機

c.圧搾装置

d.脱水乾燥

2.機構とろ過式およびその応用

  (1).ろ過式の基礎

  (2).ろ材閉塞ろ過

   (3) .深層ろ過

 (4).ケークろ過

  (5).圧搾

  (6).膜ろ過(MF、NF、RO)

2.ろ過特性に影響を及ぼす現象と因子

  (1).ろ材における界面動電現象(表面電荷、ゼーター電位など)の基礎と測定法

  (2).凝集・液中造粒操作の基礎

  (3).その他の因子

     a.集剤の種類と特性および凝集機構

     b.疑集・分散性特性に影響を及ぼす操作と諸因子

3.各種フィルター・ろ材のろ過精度・細孔径の定義と測定法

  (1).分離粒子径、細孔径の種類とろ過精度の定義

  (2).膜の細孔径(分布)の測定法

  (3).不織布の細孔径(分布)の測定法

4.膜・ろ材ろ過の特性

  (1).膜・ろ材のファリング機構と各種防止法

  (2).濃度分極と物質移動係数

  (3).懸濁粒子の膜ろ過特性および膜透過(分級)特性に及ぼす諸因子

  (4).酵素・たんぱく質・エマルションなどのろ過特性

  (5).逆洗を伴う連続膜ろ過におけるろ過特性と逆洗効果の評価法

5. 濾過特性の評価法、ろ過装置の選定基準およびトラブルの原因と対策

  (1).ケーク比抵抗の意味とその求め方

  (2).ろ過試験法

  (3).ケーク比抵抗に及ぼす諸因子と低減法

     a.ろ過助剤を用いたろ過

     b.凝集剤を用いたろ過

  (4).固液分離におけるろ過装置の位置付けと選定基準

  (5).最適ろ過システムの選定の考え方とフローチャート

  (6).ろ過操作におけるトラブルの原因と対策

6.まとめと質疑応答

キーワード ろ過装置 フィルター 膜ろ過 ろ過特性評価 ろ過精度 装置選定基準 固液分離
タグ 化学化学工学環境触媒設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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