画像処理アルゴリズムのハードウェア化とFPGA最適選定のポイント 〜1人1台PC実習付・学習用ソフト付〜

〜 ハードウェアとソフトウェアの切り分け、ハードウェア化に必要な条件定義、高速処理の実例 〜

・画像処理のアルゴリズム開発、ソフトおよびハードでの実現技術について実習を交えて学ぶ特別講座

・画像処理装置の設計時におけるハードとソフトの切り分けやFPGA実装法のノウハウが修得し、製品開発に活かそう!

・アルゴリズムのハード化に向いている処理、不向きな処理、高速化のポイントなどを分かりやすく解説いたします

・最新のSoCFPGAについて使用上のポイントを実例を通して紹介します

*PCは弊社にて用意いたします

*勉強&実験用ソフトはお持ち帰りできます

講師の言葉

 自分で考えてたアルゴリズムを、製品に盛り込み実現する際に、ハード化(FPGA化)すべきか、ソフトで実現すべきか迷う事はありませんか?
 画像処理のアルゴリズム開発、ソフトでの実現、ハードでの実現の大きく3つの分野に渡って講義をします。
 最新のSoCFPGAについて、どんなところに使うべきかを考える視点を実例を通して紹介します。特に、アルゴリズムのFPGA化についてが好評です。
 本セミナー前半では、画像処理にとって最先端の情報を追加した応用産業分野や、基礎的な処理を学びます。空間フィルタ等の定石処理を学び、原理は簡単に、どんな効果があるかを中心に簡単に説明します。これらの処理を組み合わせて、処理効果を体験してもらう為、勉強&実験用ソフト(IPキット3)を用いて、各自PCを使って実際に操作してもらいます(IPキット3の評価版は、持ち帰れます)。
 後半は、ハードウェア化のメリット、デメリットを知る為に、とソフトウェアの切り分けについての考え方を学びながら、実現方法の選定を実践します。更に、ハード化する事を決めた部分の要求仕様を明確にし、デバイスメーカーの比較やデバイス規模(ゲート規模、IOピン数)などを考慮しFPGAを選定します。前半で習得した「空間フィルタ」のハード化による高速処理の実例を説明します。最後に、事前に用意されている簡単なキャプチャーボード上のFPGAに、画像処理を加えて動作させるデモを行います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月01日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・現在もしくは今後の業務に画像処理が必要になる方 ・画像処理部のハードウェア、ソフトウェアの切り分け作業を必要とする方 ・画像処理開発のデバッグ方法をお悩みの方 ・車載画像処理、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ 、印刷機、MFP機 、フラットディスプレイ 、レーザ計測、位置決め 、医療画像処理、医薬品製造 、X線画像処理 、解像技術 、ロボットのカメラ、制御 、外観検査装置 、画像検査装置 、防犯カメラ、肌診断、以上業種の画像処理部の技術者、管理責任者
予備知識 ・簡単な画像処理用語の理解
修得知識 ・画像処理の定石的処理(実習付) ・画像処理装置を設計する際のシステム設計 (ハード、ソフトのバランス感覚) ・基礎的な画像処理技術を組み合わせた応用方法 ・ハード化する事での高速化する原理を具体的回路で説明 ・色々な尺度から評価したFPGAの効率的な選定方法 ・アルゴリズムのハード化に向いている処理、不向きな処理 ・ハードウェアとソフトウェアを切り分ける考え方
プログラム

1.産業分野における画像処理
  (1).外観検査装置(FA、道路)
  (2).車載カメラ カメラの無い角度から見る(視点変換)
  (3).人認識(車、セキュリティ)
      ・テンプレートマッチングと機械学習
  (4).デジタルカメラ(フォーカス、ゲイン、ホワイトバランス)
  (5).カラーコピー機と写真現像機(キレイの違い)

2.定石的な画像処理 〜IPキットを使いソフトウェアで学ぶ〜
  (1).二値化
  (2).空間フィルタ
  (3).ラベリング
  (4).特徴量抽出
  (5).オフセット・ゲイン
  (6).シェーディング補正
  (7).ガンマ補正
  (8).面積階調
  (9).グレースケール変換
 (10).画像変形
 (11).画像圧縮
 (12).FFT
 (13).パターンマッチング

3.要求に基づいたアルゴリズム検討 〜仕様例から実習まで〜
  (1).アルゴリズム検討の流れ
  (2).実習(色々な手法を考えてみよう)

4.ハードウェアとソフトウェアの切り分け
  (1).実現手段の種類
  (2).それぞれのメリットとデメリット
  (3).ハードウェア(FPGA)とソフトウェア(CPU)の上手な組み合わせ
  (4).定石回路のハード回路例(フィルタ回路)

5.ハードウェア化に必要な条件定義
  (1).計算精度
  (2).処理速度

6.FPGAの選定
  (1).ALTERAとXILINX
  (2).コストパフォーマンス
  (3).処理による必要ゲート規模
  (4).必要とするI/Oピンとピン互換
  (5).SoCFPGA
  (6).現実の選択制約(入手性、トレンド)

7.実演デモ 〜ハードウェアによる空間フィルタ〜


8.まとめ

9.質疑応答
  ・全体での質疑
  ・講義後の個別質疑も歓迎
  ・参加者の希望により、興味を持った処理の回路のハード化等

キーワード FPGA SoCFPGA 画像処理 テンプレートマッチング 機械学習 ノイズ除去 FFT 空間フィルタ ハードウェア化 コストパフォーマンス アルゴリズムの軽量化 二値化 特徴抽出 自動検査 回路設計 セキュリティ パターンマッチング 車載カメラ 画像認識
タグ 画像処理FPGA
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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