摩擦・摩耗のメカニズムと摩耗低減策への応用

〜 摩擦の法則、摩耗表面と摩耗粉生成過程を直接観察・解析するin-situ観察、摩擦・摩耗試験法と摩耗の防止対策 〜

・摩擦・摩耗・潤滑に関する基礎知識を学び、機械寿命の改善やメンテナンスに役立てるための講座

・摩擦・摩耗現象を正しくとらえ、摩擦の制御、焼けつきの防止、潤滑効率の改善に応用しよう!

講師の言葉

 機械の運転において、トライボロジーの問題、とくに摩擦・摩耗の問題はいろいろな所に存在します。摩擦を制御し、摩耗を抑制したい、焼けつきを防ぎたい、潤滑を効率よくしたい、機械の寿命を延ばしたい、など問題の領域も実に広くその対応は大変難しいものです。しかしながら、摩擦・摩耗・潤滑に関わる現象を理解するためには、多くの事実の認識が必要になります。摩擦や摩耗はそれを取り巻く雰囲気物質や運転条件によって同じ材料でもまったく異なる特性を示します。
 本セミナーでは、こうした複雑な摩擦・摩耗現象のもっとも基となる基礎的なメカニズムを理解し、実際の 摩擦面をin-situ観察によって、摩擦・摩耗現象を直接見ることができます。また、摩擦・摩耗試験はどのようにするのか、あるいはその条件をどうするのかなどについて解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月24日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・摩擦・摩耗などのトライボロジーの基礎知識を得たい、基礎現象を知りたい方 ・トライボロジーの問題で困っている方 ・摩擦・摩耗試験を予定している技術者・研究者の方 ・機械、自動車ほか関連企業の方
予備知識 ・難解な数式などは用いませんので、特別な知識は必要ありません
修得知識 ・摩擦・摩耗・潤滑に関する基礎知識、さらに実際の機械の運転において起こるトライボロジー現象を理解することができます。また、この知識をもとに、機械の寿命の改善やメンテナンスに役立つ知識が習得できます
プログラム

1.トライボロジーの基礎
  (1).トライボロジーはなぜ必要か
  (2).固体表面の性質と特性

2. 摩擦の基礎
  (1).摩擦の基礎現象と材料のかかわり
  (2).摩擦の法則
  (3).摩擦のメカニズム

3.摩耗の基礎(摩耗のメカニズム)
  (1).摩耗発生の原因と摩耗の種類
  (2).摩耗のメカニズム
    a.アブレシブ摩耗
    b.凝着摩耗(シビア摩耗とマイルド摩耗)
    c.表面疲労
    d.その他

4.摩耗過程のin-situ観察と摩耗に起因する重要な現象
  (1).摩擦のよる材料表面の動的観察
  (2).摩耗粉が表面で発生する過程の直接観察
  (3).摩耗の発生する起源とナノ粒子の生成
  (4).摩耗を決める因子
    a.雰囲気物質
    b.摩擦条件
    c.摩擦材料の性質
  (5).摩耗に起因する重要な現象
    a.焼けつき
    b.摩擦面温度
    c.振動

5.摩耗の低減策
  (1).機械装置の場合の特徴摩擦材料の選択
  (2).摩擦条件の選択

6.摩擦・摩耗試験技術とその応用
  (1).摩擦・摩耗試験法
  (2).材料、試験法の選択
  (3).摩耗の防止対策

キーワード 摩擦 摩耗 トライボロジー アブレシブ摩耗 シビア摩耗 マイルド摩耗 表面疲労 in-situ観察 焼けつき 
タグ トライボロジー機械軸受け自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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