「使いやすい」製品設計と評価法:人間特性データの設計への活かし方

〜 使いやすさの設計プロセスと評価実験方法、使いやすさの設計事例、人間中心設計とユニバーサルデザイン 〜

人間特性の調査・測定データを設計値に落とし込み、製品開発に活かすための講座

・生理的心理的人間特性データを効果的に応用し、「使いやすく」「使いたくなる」製品開発をしよう!

講師の言葉

 超高齢社会の到来やユニバーサルデザイン思想の浸透、そして安全安心に対する意識の高まりを背景に、使いやすく快適で健康的なモノづくりが求められつつあります。それを進めるためには、人間自身の寸法、動態、感覚、認知、行動、感性などの特性を明らかにしながら、それに合わせた設計値を得ることがその出発点となります。

 では、そうした生理的心理的特性を表す人間のデータをどのように設計値に落とし込めばよいでしょうか。そしてデザインされたモノの使いやすさをどのように客観的に検証すればよいでしょうか。すでに存在する人間データは翻訳をしなければ使いやすい設計にはなりません。製品の使いやすさを操作性テストや生理計測で証明しようとしても適切なプロセスを踏まなければ思い通りにはいきません。そこには、人間特有の適応能や耐ストレス性、そして大きな個人差などがあるためです。

 この講演では、こうした人間の特性に基づいた使いやすさの設計および評価の方法を、人間工学の立場から事例を交えて分かりやすく解説していきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年01月30日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・人間中心のモノづくり、ユニバーサルデザイン、安全設計などに関わる技術者、デザイナー、開発担当者の方など ・情報機器、家電、機械、自動車、文具、玩具、工具、家具そのほか関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・人間中心のモノづくりを実践するためのプロセス ・人間特性の調査・測定手法 ・人間特性データの正しい解釈と適用の方法 ・ユニバーサルデザインをめぐる動向 他
プログラム

1.使いやすさとは、使いたくなるデザインとは

  (1).本論に先立ついくつかの事例

  (2).人間工学の視点

  (3).ユニバーサルデザインの誤解と正しい捉え方

2. 良い設計・悪い設計

  (1).人間中心設計の考え方

  (2).事例紹介

3.使いやすさ設計に繋がる人間特性データ

  (1).寸法、体格データ

  (2).運動機能データ

  (3).感覚機能データ

  (4).認知機能データ

4.使いやすさの設計プロセス

  (1).設計プロセスの進め方

  (2).調査の手法

  (3).人間特性データの引用方法

  (4).人間工学規格,ガイドラインとその使い方

  (5).人間特性データを設計値に翻訳する

5.使いやすさの評価実験方法

  (1).実験の考え方と進め方

  (2).パフォーマンスの評価

  (3).主観的評価

  (4).生理的評価

  (5).実験の計画

6.使いやすさの設計事例

  (1).負担の少ない製品

  (2).扱いやすい製品

  (3).分かりやすい製品

7.使いやすさのデザインと評価に関わる動向と課題

  (1).快適性と機能低下の矛盾

  (2).長期持続型トータルデザイン

  (3).人材の育成

キーワード 使いやすさ 人間特性 人間中心設計 人間工学規格 設計値 主観的評価 生理的評価 ユニバーサルデザイン
タグ デザイン生体工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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