摩擦励起振動(スティックスリップ)に重点を置いた 自励振動の発生メカニズムと防止対策

〜 自励振動の分類と具体例、発生メカニズム、構造変更・動吸振器における防止対策 〜

・大きく強い振動をもたらす、極めて有害な自励振動の発生メカニズムを学び、防止対策へと活かす講座

・自励振動の発生を防止するための合理的かつ実践的戦略についてわかりやすく教授する特別セミナー!

講師の言葉

 自励振動とは、『振動的なエネルギーが系外から供給されていないにもかかわらず、系に内在する何らかの要素が非振動的なエネルギーを振動的なエネルギーに持続的に変換することによって発生・成長する振動』の総称である。系内にそのようなエネルギー変換機構が形成されると非常に大きくかつ強い振動が発生するので極めて有害であるが、その形成を防止できれば自励振動は全く発生しなくなる。
 本講義では、おもに機械システムで生じる自励振動を具体例として取り扱い、複雑多岐にわたるエネルギー変換機構の特性を運動方程式の数学的性質に即して分類・明確化するとともに、自励振動の発生を防止するための合理的かつ実践的戦略について教授する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年12月12日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自励振動の対策に苦慮しているエンジニアおよび自励振動の解明を志す若手研究者 ・機械・車・輸送機ほか関連企業の技術者
予備知識 ・学部程度の振動学(とくに線形振動およびモード解析)の知識を持っていることが望ましい
修得知識 ・自励振動の発生メカニズムと抜本的な防止対策法の理論的基盤、およびそれを解析するための最新ツール
プログラム

1. 自励振動とは何か
  (1). 自励振動の現象論的特徴
  (2). 自励振動の分類と具体例
     a. 負性抵抗系
     b. 時間遅れ系
     c. 係数励振系
     d. 非対称係数行列系
     e. スティック・スリップ振動系

2. 自励振動の発生メカニズム
  (1). 新型複素モード解析法
     a. 従来のモード解析法の問題点
     b. その解決策としての新型モード解析法の導入
  (2). エネルギー論的検討
  (3). スティック・スリップ振動の発生条件

3. 自励振動の発生防止対策
  (1). 構造変更による防止対策
  (2). 動吸振器による防止対策
     a. 動作原理
     b. 最適設計法

4. まとめ

キーワード 自励振動 負性抵抗 時間遅れ 係数励振 非対称係数行列系 スティック・スリップ 新型複素モード解析法 動吸振器
タグ 機械工作機振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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