シナリオプランニング手法を活用した戦略的ロードマップ策定とその具体的な進め方 〜演習付〜

〜 ロードマップ策定方法の基本的流れとポイント、IoT時代の生産材メーカーの成功要因、市場調査のポイント 〜

未来のシナリオを複数構想し、市場・事業・製品・技術ロードマップ策定に活かすための講座


・中長期の事業環境の不確実性をとらえ、自社の強みを活かした戦略をシミュレーションし、高収益・高利益を実現しよう!

・IoTのトレンドにおける生産メーカーの成功要因や市場調査のポイントなども紹介します

講師の言葉

 グローバル競争の中で、生産財メーカーをはじめとした日本の製造業企業が採るべき戦略を実行していくには、将来のトレンドを見すえた大胆な発想が必要である。当然、M&Aを含む組織体制の変革やドラスティックな戦略転換の検討もしなくてはならない。しかも業績が悪化してからやむなく行うのではなく、業績好調のときから、つまり常に変革に取り組んでいなければならない。
 その前提となるのが、未来の市場や社会の変化をとらえることだ。自社を取り巻く事業環境がどのように変化し、それが自社にどのような影響を及ぼすのか、あるいは自社から環境にどのような影響を及ぼしうるのかについて考えておくことだ。
 もちろん不確実な未来を一義的に決めつけることはできない。そこでいくつかのパターンを想定し、それぞれの状況に応じた意思決定を予めシミュレーションしておくことが望ましい。すなわち、『未来シナリオ』の構築である。
 当セミナーでは、未来について考える手法である「シナリオプランニング」活用して、未来のシナリオを複数構想し、市場・製品・事業ロードマップを策定するための方法を紹介する。またIoTのトレンドにおける生産メーカーの成功要因や市場調査のポイントなども紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年12月22日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究開発部門や新規事業開発部門において、技術ロードマップ作成に取り組んでいる方 ・研究開発テーマ設定におけるスコープが狭くなりがちで、もっと大きなトレンドを踏まえてテーマ検討をしたいと考えている技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・未来について考える「シナリオプランニング」手法とロードマップ策定への活かし方
プログラム

1.シナリオプランニングによるロードマップ策定とは
 (1).未来は読めないが、未来への感度を高める
 (2).シナリオプランニングの事例?:ロイヤル・ダッチ・シェル
 (3).シナリオプランニングの事例?:横河電機
 (4).環境変化に気づかずに競争力を失った失敗事例
 (5).シナリオプランニングによる未来起点での戦略構想とは
 (6).シナリオプラニングのベネフィット 〜市場変化への感度向上、不確実性への対応力向上、ネットワーク構築〜
 (7).シナリオプランニングとロードマップ

2.ロードマップ策定方法とポイント
 (1).事業環境は現状の延長線上にはない
 (2).未来起点で当面の取り組み課題を考える
 (3).ロードマップは、「市場-事業-製品-技術」を1セットで考える
 (4).未来シナリオを複数想定し、どのシナリオでも勝つための戦略を考える
 (5).ロードマップの社内運用ルールの検討 〜定期的なローリングによる継続的なブラッシュアップを組織的に行う〜

3.ロードマップ策定方法の基本的流れとポイント
 (1).ステップ1.環境変動要因の抽出
 (2).ステップ2.変動要因別のインパクト分析
 (3).ステップ3.不確実性分析
 (4).ステップ4.シナリオ構想
 (5).ステップ5.ロードマップ策定 〜市場・製品・事業・技術を1セットで考える〜
 (6).(個別演習)自社テーマによるシナリオプランニング
 (7).シナリオプランニングによるロードマップ策定ワークショップの進め方
     a.フェーズ1.ワークショップの「準備」
       ・時間スパンの設定、魅力的なテーマ設定、キーパーソンのメンバリング、開催準備
     b.フェーズ2.ワークショップの「実施」
       ・合宿型ワークショップの開催、雰囲気づくり、ファシリテーション
     c.フェーズ3.自社ロードマップ策定
       ・未来シナリオをもとに、自社の事業・製品・技術ロードマップ策定(複数)
     d.フェーズ4.戦略実行、モニタリング、戦略変更
       ・当面の重点課題の設定
       ・ブレークスループロジェクト企画
       ・戦略実行とモニタリング

4.戦略コンセプト企画力を上げる
 (1).ビジネスモデルとは
 (2).ビジネスモデル事例 〜B2C、B2B〜
 (3).ビジネスモデルの4つのポイント
     a.仕組み 1:独自の顧客提供価値を創り出す仕組み
     b.仕組み 2: 情報をフィードバック・活用する仕組み
     c.仕組み 3: コア・コンピタンス強化のための仕組み
     d.仕組み 4: 社外プレイヤーとの連携を促進する仕組み
 (4).エコシステムとは 〜ビジネス生態系を仕掛ける〜
 (5).製品アーキテクチャとエコシステム 〜オープン&クローズド戦略〜
 (6).エコシステム事例 〜キンドル、アップル、ウエアラブル端末〜
 (7).(ケース演習)高利益生産財メーカーの場合

5.IoT時代の生産材メーカーの成功要因とは
 (1).IoT(Internet of Things)とは
 (2).企業事例 GE、Amazon、グーグル
 (3).産業別のIoT関連ビジネスの切り口 〜材料・部材、デバイス、設備機器、SI〜

6.市場調査のポイント(2次情報の場合)・WEB調査
 (1).新聞雑誌記事調査
 (2).業界紙・論文調査
 (3).調査レポート・書籍調査
 (4).マーケティングデータバンクの活用
 (5).調査会社への委託
 (6).リバースエンジニアリング
 (7).海外調査のフレームワーク など

7.市場ポイント(1次情報の場合)
 (1).ヒアリング先のリストアップ、アポイントメント
 (2).ヒアリング準備 〜エッジの効いた質問を用意する〜
 (3).ヒアリング実施 〜顧客との対話を通じて関係性をつくる〜
 (4).ヒアリング結果の整理、戦略企画のブラッシュアップ
     (参考資料?)戦略発想のための主な戦略モデル
 (5).事業ドメインの技術による変革戦略モデル
 (6).アンゾフの成長ベクトル別の戦略モデル
 (7).競争ポジション別の戦略モデル
 (8).プロダクトライフサイクル戦略モデル
 (9).アライアンス戦略モデル
 (10).グローバルマーケティング戦略モデル
     (参考資料?)ブレークスループロジェクト 〜連続的成果創出により個と組織を変革する〜

キーワード ロードマップ シナリオプランニング 未来シナリオ  ビジネスモデル 市場調査 ヒアリング
タグ 技術経営経営・マネジメント研究開発商品開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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