戦略的研究開発テーママネジメントの実践ノウハウと中止・継続・判断の見極め方

〜 顧客を視る3つの眼、技術構造化のフレームワークと顧客価値を見極める実践ノウハウ、研究開発戦略立案、テーマ設定・評価の実践ノウハウ、継続・中止判断の見極め方 〜

  • 自社技術の強みを見極め、可視化し、戦略的な研究開発に応用するための講座

  • 強み技術の可視化と顧客価値イメージを同時に行い、研究開発の継続・中止判断の見極めに役立てよう!

講師の言葉

 ものづくり企業が保有する自社技術は、現在の事業を支えるだけでなく、未来へ向けたイノベーションを生み出す中核資源であり、これらを効果的に活用・蓄積できるか否かは、企業の成長を大きく左右します。しかし、多くのR&D現場では「技術が属人化してしまっている」「社内にどんな技術があるのかよくわからない」「部門間で技術の共有化ができていない」「技術が開発しっぱなしになっている」など、技術マネジメントが機能していない現状に悩みを抱えています。一方で、これらの現状を改善するため、R&D組織の見直しや仕組みの導入などを行うも、表面的な取り組みに終始してしまっている事例も見られます。これまで蓄積してきた技術をイノベーションの核として生かすためには、自社の強み技術の構造的な可視化と、技術が生み出す顧客価値の具体的なイメージアップを同時に行うことで、技術と価値が結合した研究開発戦略の立案及びテーマ設定・評価の実践が鍵になります。

本セミナーでは、現場の技術者、開発者、研究者が中心になって取り組む戦略的な研究開発テーママネジメントの実践ノウハウについて事例を交えながら解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年10月25日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・研究開発現場で新商品、新事業開発に取り組んでいる技術者、開発者、研究者、技術企画担当者、管理者 ・研究開発の改善・改革・革新に取り組んでいる管理者、開発企画・管理担当者 ・CTO(技術統括責任者)、研究開発部門の責任者
予備知識 ・特に予備知識は必要ありません
修得知識 ・強み技術を見極めるための実践手法、技術の構造化手法・可視化手法 ・顧客の捉え方と顧客価値の具体化手法 ・顧客価値と強み技術が結びついた研究開発戦略の作成手法 ・研究開発テーマの設定と評価の実践手法
プログラム

1.変化するR&Dへの期待とイノベーション戦略

 (1).イノベーションの時代

   a.ものづくり企業を取り巻く変化

   b.イノベーションとは「価値の創造と具現化」

 (2).R&Dのミッションの変化

   a.経営戦略・事業戦略との整合から創発へ

   b.R&D現場の悩み

 (3).価値創造力の向上を目指して

   a.3つの着眼:リーダーシップ、プロセス、コミュニティ

   b.各社の事例

2.技術の構造化のフレームワーク

 (1).技術のマネジメントが難しい理由

   a.技術に対する認識は案外ばらばら

   b. 細分化の罠:枝を見えるが森は見えず

 (2).技術の構造化のコンセプト

   a.技術の5階層モデル:技術を捉えるための5つの次元

   b.アイマップ:価値を起点に技術の全体像を可視化する

   c.技術の構造:技術を2つの機能で定義する

3.顧客価値を見極めるための実践ノウハウ

 (1).価値を考える基本

   a.よくある誤解:機能と価値は違う

   b.価値を考える2つの問い:「誰が」「何故」自社から買うのか

 (2).顧客は誰かを決める

   a.セグメンテーション:顧客と自社の関係をマップ化する

   b.ターゲッティング:「マス」ではなく「個」の顧客に焦点をあてる

 (3).顧客を視る3つの眼 

   a.鷹の眼:俯瞰的な視点で顧客の現状と課題を捉える

   b.蟻の眼:顧客の現場の困りごとを想像する

   c.魚の眼:顧客の変化、顧客を取り巻く環境の変化を捉える

 (4).顧客価値を想像する

   a.デライトシーン: 顧客が「ワオ!」と言うシーンを描く

   b.ソリューション:「自社だからこそ」を埋め込んだ実現アイデアを練る           

 (5).仮説検証サイクルをつくる

   a.顧客インタビューの実践ポイント

4.強み技術を見極めるための実践ノウハウ

 (1).技術をどう捉えるか

   a.技術の基本構造: 技術、技能、科学的知識

   b.技術を構成する機能:「目的機能」と「技術機能」 

 (2).技術を棚卸する

   a.2つのアプローチ:「洗い出し」と「噛み砕き」

   b.技術を洗い出し:顧客価値を起点に技術を展開する

   c.技術の噛み砕き:技術を起点に価値を具体化する

   d.IPOLフレーム:技術を記述する実践方法

 (3).技術の評価

   a.技術の戦略的位置づけ:「コア技術」と「基盤技術」

   b.技術評価のフレームワーク:「価値のインパクト」×「技術の強さ」

  

5.研究開発戦略の立案とテーマの設定・評価のための実践ノウハウ

 (1).技術群(TVP)の設定と選択

   a.TVPポートフォリオ:重点技術群の選択

   b.技術の難易度のフレームワーク

   c.価値のインパクト評価のフレームワーク

 (2).イノベーション・ロードマップを描く

   a.ロードマップ:顧客価値と技術が連動したシナリオ

   b.技術、事業、知財 三位一体でのR&D戦略づくり

 (3).テーマ評価の着眼点 

   a.技術開発の目標はスペックではない

   b.客観性」の罠 

   c.予測よりもストーリーが大切

 (4).継続/中止判断の見極め方法

   a.計画段階で判断ポイント(これが出来れば次へ進める)を明確にする 

   b.研究開発テーマが予定通り進まない場合の見極め方

 (5).ステージゲート法

   a.ステージゲートのコンセプト

   b.形骸化させないためのポイント

  

6.戦略的研究開発の実現へ向けて(事例紹介含む)

 (1).価値創造力の向上を目指して

   a.R&Dの価値創造力を高める3つの着眼

   b.各社の事例

キーワード イノベーション ものづくり企業 技術の棚卸し 技術マッピング セグメンテーション ターゲッティング 顧客価値 ステージゲート法 戦略的研究開発 イノベーション・ロードマップ
タグ ヒューマンスキルマーケティング特許・知的財産経営・マネジメント研究開発商品開発
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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