• 2016年08月10日(水) 10:30 ～ 17:30

１．製造業に必要な思考とは　：「技術」で勝って「事業」でも勝つ
　　（１）． 事例：　東レ、GE・IoT、横河電機・未来シナリオ　など
　　（２）． 「技術−製品−ビジネスモデル・エコシステム」の１セット思考
　　（３）． 技術者だからできるマーケティングがある　：顧客との対話による価値の創発
　　（４）． 戦略を財務視点から定量的に表現し、経営者とのコミュニケーションを図る

２．事業で勝つための戦略企画とは
　　（１）． 戦略企画のアウトプット項目
　　（２）． 経営トップからみた戦略企画の評価視点
　　（３）． 戦略策定の流れと市場環境分析の位置づけ

３．戦略企画のための市場環境分析
　　（１）． 業界構造分析
　　　　　　：エコシステムの視点から業界構造分析の範囲を設定する
　　（２）． PEST分析
　　　　　　：業界ルールの変わるタイミング定めて、仕掛ける
　　（３）． 顧客特性分析
　　　　　　：高利益のためには顧客企業の事業レベルの課題を理解する
　　（４）． 競合他社ベンチマーキング分析
　　　　　　：製品・技術だけでなく事業レベルで競合の強み・弱みを把握する

４．競合他社ベンチマーキング分析の進め方
　　（１）． 本当の競合他社は誰か？顧客の立場にたって本当の競合を洗い出す
　　（２）． バランスド・スコアカードの４つの視点から強み・弱みを体系的に把握する
　　（３）． 競合の２５％の情報から競合全体の動きを把握する
　　（４）． 競合他社の取りうる今後の戦略を複数想定する
　　（５）． 中期経営計画においてベンチマーキングを毎年行うのがベスト
　
　（演習）競合他社ベンチマーキングと競争戦略の発想

５．異業種ベンチマーキング分析の進め方
　　（１）． 競合が思いつかないできない戦略を構想するための｢異業種ベンチマーキング」
　　（２）． ベストプラクティスとエネイブラー（成功要因）
　　（３）． 適合計画・実行・結果測定・フィードバック
　　（４）． ベンチマーキング先とのコンタクト方法
　　（５）． 依頼状と機密保持契約
　　（６）． ベンチマーキング訪問前の準備
　　（７）． 異業種ベンチマーキングによる組織変革、意識改革

６．市場調査ポイント：２次情報
　　（１）．市場調査のポイント　：調査しながら常に戦略仮説を持つ
　　（２）． WEB調査
　　（３）． 新聞雑誌記事調査
　　（４）． 業界紙・論文調査
　　（５）． 調査レポート・書籍調査
　　（６）． マーケティングデータバンクの活用
　　（７）． 調査会社への委託
　　（８）． リバースエンジニアリング
　　（９）． 海外調査のフレームワーク　など

７．市場調査ポイント：１次情報
　　（１）．顧客企業や異業種ヒアリング
　　　　　ａ．ヒアリング先のリストアップ、アポイントメント
　　　　　ｂ．ヒアリング準備　：エッジの効いた質問を用意する
　　　　　ｃ．ヒアリング実施　：顧客との対話を通じて関係性をつくる
　　　　　ｄ．ヒアリング結果の整理、戦略企画のブラッシュアップ
　　（２）． フィールド調査
　　　　　ａ．会議室など「クローズド」な空間から出て、多様な人・モノ・情報から気付きを得る
　　　　　ｂ．五感で感じる　：見て、聞いて、味わう、嗅ぐ、触れるなど、自ら体感
　　　　　ｃ．フィールドという空間＆生活者と接することにより、革新的な新製品アイデアの創発

日本テクノセンター研修室