設計の標準化と設計手順書の効果的な作成法および実践ノウハウ

〜 製品設計と工程設計の融合による理想的な設計標準化、実践的な設計手順書作成の基本原則、戦略的な仕様の管理と統制 〜

・現場経験豊富な講師が設計標準化の推進や設計手順書の効果的な作成法を伝授する特別講座

・簡潔で分かりやすい設計手順書を作り上げるノウハウを身に付け、設計標準化を成功させ、コスト削減に活かそう!

・設計の標準化、設計手順書の先に広がる「戦略的な仕様統制」についても紹介いたします

講師の言葉

 設計標準化や設計手順書作成の重要性については、かなり前から喧伝されています。しかしながら、「部品標準化のコンサルタントが書いた本を読んだが、格好の良い言葉がたくさん並んでいるわりに、スッキリと頭に入ってこない」「多大な時間とお金とエネルギーを使って設計手順書を作成してみたが、見てくれる人も少なく、活用されていると感じない」などという声が非常に多く聞かれます。きちんと成果を刈り取れていることは殆どないといっても過言ではありません。中途半端な段階に留まっていることは自分達でも認識しており、さらなるステップに進みたいのだが、方向性の見失い感、行き詰まり感があり、ここから先の進め方が分からない、という企業が何と多いことでしょう。
 講師は、経営環境や製品特性が異なるさまざまな設計現場に深く入り込み、顧客と一緒に泥まみれになりながら、活動を推進してきました。顧客メンバーと意見をぶつけあい議論する過程で、こちら側にも多くの学び、発見、示唆があり、方法論を進化させてきました。
 本講義では、その経験に基づいた実践的なノウハウを、実例や演習も交えながら皆様に習得していただきます。また、設計の標準化、設計手順書の先に広がる世界である「戦略的な仕様統制」についても、紹介させていただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月29日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製造業の設計部門や技術管理部門の技術者の方 ・製造業のものづくり改革推進部門の方 ・設計ナビゲ―ションシステムの企画・開発に携わる方 ※初心者から管理者・部門責任者の方々まで、どなたにも分かり易くご説明いたします
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・設計の標準化の意義や効果につき、理解を深めることができます ・設計手順書作成の意義や効果につき、理解を深めることができます ・担当する製品やユニットの特性に合った設計標準化の展開の仕方が身につきます ・設計手順書の全体作成計画の仕方が身につきます ・簡潔で分かりやすい設計手順書を作り上げるノウハウが身につきます ・設計手順の自動化・システム化の構想を描くことができます ・仕様統制の重要性や具体的な進め方につき、理解を深めることができます
プログラム

1.今日の設計現場の現状と課題
  (1). ながらく「聖域」であったがゆえの、体系化整理の遅れとタコつぼの集合体化現象
  (2). 日本人設計者の長所は「モノづくりそのものが好き」で、「緻密で粘り強さのある」ところ
  (3). 日本人設計者の短所は「設計原理」を知らないところ、「大局観・洞察感」がないところ
  (4). 「設計標準化は日本の強みを失わせる。負け組の道を歩むことになる」は本当か

2.実践的な設計標準化
  (1). 製造業の標準化活動が失敗する背景
  (2). 設計標準化の出発点は、「仕様」とその背景にある「要求」の見直し
  (3). 自社製品・ユニットの特長を踏まえた設計標準化の展開
  (4). 理想は製品設計と工程設計の融合
  (5). 活動成果を継続的に維持・進化させる仕組み

3.実践的な設計手順書作成
  (1). 個別設計手順書作成に着手する前にグランドデザインを行う
  (2). 必要な個別設計手順書の洗い出し
  (3). 設計手順書全体作成計画の作成
  (4). ベテラン設計者が書きがちな設計手順書の姿とその問題点
  (5). 原則に沿った個別設計手順書の作成

4.設計手順書作成の基本原則
  (1). 基本原則1(仕様の洗い出しと階層化整理)
  (2). 基本原則2(用語の統一と厳密な定義)
  (3). 基本原則3(最上位から俯瞰し、上位から整合性を取りながら展開)
  (4). 基本原則4(設計の流れの論理化と流れに沿った記述)
  (5). 基本原則5(レビューの実施と実設計による検証)

5.仕様の管理と統制
  (1). 設計標準化、設計手順書と仕様管理との位置づけ
  (2). 仕様管理力の差が製造業の企業格差を生む
  (3). 仕様項目や仕様値を管理する上での重要なノウハウ
  (4). 戦略的な仕様統制とその威力

6.本日のまとめ

キーワード 設計標準化 設計手順書 工程設計 レビュー 仕様管理 統制
タグ 精密機器・情報機器規格・標準業務改善ロボット機械設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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