金属材料の損傷・破壊と解析手法および防止対策への活かし方

〜 疲労・応力腐食割れ・水素脆性(遅れ破壊)の発生メカニズムと再発防止対策への応用 〜

・金属材料を利用した機械、構造物の破壊原因を究明する技術がマスターできる講座

・機械構造物の損傷・腐食の未然防止、再発防止に活かすための原因究明技術が学べる特別講座!

講師の言葉

 構造材は通常の使用環境においては破壊を生じないことを前提として製作されます。設計者は多くのデータや従来からの経験に基づき製作に取り組みますが、使用中不幸にして損傷・破壊を生じる場合があります。
 実機が受ける諸条件はきわめて複雑であり、損傷を生じその破壊状況をみて、はじめて気づく問題点・課題もあります。
金属材料の破損・損傷の原因は多岐にわたり、部材破損品の解析はその原因究明と再発防止対策の策定に対し、もっとも有効な教材となります。構造材が破損した場合、現場において使用環境の確認による「破壊の要因・駆動力」の検証を行うとともに、その破壊形態の確認を行うことが重要になります。
 本講座ではその解析の手順と代表的な破損原因として特に疲労、応力腐食割れ、水素脆性に着目し、その解析手法を解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、構造物、輸送機器等の設計開発、設備管理および診断、生産技術部門ご担当者 ・金属材料の疲労、腐食などに関心のある方
予備知識 ・機械・構造物の金属疲労および腐食に関心があると理解が深まります
修得知識 ・事故事例に基づく疲労、応力腐食割れ、水素脆性の発生機構(メカニズム) ・金属材料における破壊形態の特徴 ・破損原因調査の手順とその破壊形態の目視レベルでの識別 ・再発事故防止のための考え方
プログラム

1.金属材料の破壊 解析手法の総論
  (1). 破壊とは
     a. 破損解析の手順
        ・試験片採取時のポイント
        ・調査項目の選定と目的
     b. 破壊形態の概要 
  (2). 破壊形態の特徴
     a. 疲労破壊の発生機構とその破壊形態の特徴
     b. 応力腐食割れの発生機構とその破壊形態の機構 改善策としての材料選定

2.疲労破壊の解析
  (1). 疲労破壊の種類と特徴
     a. 疲労破壊のマクロ・ミクロ的特徴
  (2). 疲労破壊の破面形態からの応力解析
     a. 破壊力学の活用によるストライエーションからの応力解析手法の解説

3.鉄鋼材料の水素脆性
  (1). 鉄鋼材料の水素脆化の機構
     a. 低温環境下での脆化との違い
  (2). 水素脆化による破壊形態の特徴
     a. 低温脆性による破壊形態との違い
  (3). 水素脆性破壊の解析事例

4.破損解析事例の紹介
     a. 鉄鋼材料の各種破壊、破損に関する解析事例の紹介

キーワード 金属材料 破損解析 疲労破壊 応力腐食割れ 水素脆化 遅れ破壊
タグ 金属金属材料プラント機械材料力学・有限要素法
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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