CAE解析技術と最適設計のための効果的活用法 〜実習付〜

〜 線形解析と非線形解析の使い分け、最適設計の実習、解析結果の検証手法 〜

  • 解析実習や講師によるデモを通して理解を深め、状況に応じた適切な解析業務を行うための講座!
  • 解析手法と解析結果の検証・活かし方について学び、安全性・信頼性を確保した最適設計に活かそう!

講師の言葉

 最近、設計CAEの普及に伴って、設計者自身が様々なCAEツールを使いこなす必要が出てきました。
 ところでCAEツールの機能は線形解析、非線形解析に大別されますが、どのように使い分ければ良いのでしょう。
 例えば、以下の場合に非線形解析に移行するという考え方があります:
(1) 最大変位が部品最大寸法の5(%)を超える場合
(2) 変形終了時点における最大歪みが0.2(%)を超える場合
 しかし「接触判定」のように線形解析では適切な計算結果が得られない場合もあります。そこで様々な事例紹介を通じて、線形解析、非線形解析の使い分けに関するヒントを提供致します。一方、CAEツールは複数の選択肢から優劣を判定する上で有効なツールですが、選択肢そのものを生成する事は出来ません。
 これに対して近年最適化ツールを使って、複数の設計選択肢を生成する事が実用化の段階に入ってきました。そこで最適化計算、パスタブリッジ製作の演習を通じて、最適設計を導き出す手順を体得してもらいます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年08月29日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 設計業務に携わる方、解析業務にこれから携わる方
予備知識 ・材料力学の基礎知識 ・3D−CAD操作経験があると理解しやすい
修得知識 (1) 線形解析、非線形解析の使い分けについての知識 (2) 設計選択肢の優劣判定のポイント (3) 設計選択肢の複数生成の方法
プログラム

1. 線形解析で十分な場合・非線形解析が必須な場合
  (1). 非線形解析事例(大変形、弾塑性、接触、摩擦、輻射)
  (2). 変形追従荷重
  (3). 弦の振動
  (4). Stick-Slip
  (5). 真応力 (大歪み)

2. 形状最適化 (複数の選択肢生成)
  (1). 骨組形状最適化
    a. 骨組最適化ソフトのデモ
    b. 骨組部材配置最適化
  (2). 最適化骨組形状作成・検証の実習
    a. 最適化骨組形状作成
    b. 構造解析による検証
    c. 静荷重試験による検証
  (3). 3D−Printingによる検証(デモ)
    a. 最適化形状作成
    b. 構造解析による検証
    c. 静荷重試験による検証

3. 解析結果の品質検証
  (1). タグチメソッドと解析結果の考察
    a. ノイズ感度
    b. ロバスト設計
    c. 初期モデルと最適化モデルの比較検証
  (2). V&V (Verification and Validation)
    a. コンピュータの内と外の橋渡し
    b. 理論解のある類似例との比較
    c. 部分モデルの検証
    d. 全体モデルの検証

キーワード 変形追従荷重 真応力 大歪み 形状最適化 骨組最適化 構造解析 荷重試験 V&V 部分モデル検証 全体モデル検証
タグ 機械強度設計最適化・応力解析
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
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