ワイヤレス給電システムの設計と製品開発事例

〜 結合共振器型システムの構成、設計の基礎、要素技術と製品設計への応用事例 〜

実践的な事例を交えてワイヤレス給電システムの設計法について解説する講座

・ワイヤレス給電システムを実現するための要素技術と周辺系を含めた設計方法をマスターし、実用的な製品開発につなげよう!

講師の言葉

 講師はワイヤレス給電技術の研究・開発に7年前から大学で、5年前から起業して携わってきたが、この技術が極めて総合的で横断的であることに気付き、異分野間の交流なしには発展できないことを認識してきた。
 出自がマイクロ波回路研究者であることから、共振器特性と電磁気学に関する総合的知見を武器としながら、等価電気回路やスイッチング電源回路の知識を吸収し、さらには媒質中給電に関わって物質化学の知識も取り込んで各種共振器結合方式の開発に携わってきた。
 したがって、これらを全て包括した設計理論を整理してお話したいと考えている。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ワイヤレス給電システムの開発に興味がある、又は開発に携わっている技術者 (電子機器および部品、自動車および車載機器、機械、無人搬送機、FA関連における研究開発、設計技術、信頼性保証に関わる技術者の方)
予備知識 ・電気回路、電磁気学の基本知識
修得知識 ・ワイヤレス給電システムの伝送回路設計を中心としながらスイッチング電源、負荷回路の知識も加えて、それらを総合的に踏まえた設計理論が理解できる
プログラム

1. ワイヤレス給電システムの分類
  (1). 一般的な分類と整合性のある分類
  (2). L/C結合
  (3). 磁界/電界結合
  (4). 線路結合
  (5). 放射波伝送

2. 結合共振器型システムの構成と設計の考え方
  (1). 要素論と全体論
  (2). スイッチング電源
     a. D級インバータ
     b. E級インバータ
     c. 電源効率の最大化
  (3). 結合共振器
     a. 結合モード理論と結合係数
     b. 無負荷Q
     c. 伝送効率の最大化―kQ積理論―
  (4). 負荷回路
     a. 整流回路
     b. 整流効率の最大化
  (5). 設計方針

3. 磁界結合共振器型システムとその応用
  (1). 伝送回路の効率と伝送電力
     a. 等価回路による算出
     b. 最大化
  (2). 4つのインピーダンス変換
     a. ループコイル
     b. ループコイルの共振器化
     c. 複合容量
     d. 逆L型回路
  (3). 電界結合成分の除去とその効果
     a. 外付け容量
     b. 共振器の内部構造
  (4). ロボット魚給電への応用
     a. デュアルスパイラル共振器
     b. 水の導電率
     c. 電界結合除去の重要性

4.電界結合共振器型システムとディスクリピータへの応用
  (1). 伝送回路の効率と伝送電力
     a. 等価回路による算出
     b. 最大化
  (2). 磁界結合成分の除去とその効果
  (3). ディスクリピータへの応用
     a. WPTガイド
     b. ディスクリピータへの発展
     c. 等価回路とその応答
     d. 様々な応用例

キーワード ワイヤレス給電 L/C結合 電界結合 線路結合 放射波伝送 結合共振器型システム ディスクリピータ
タグ ワイヤレス給電回路設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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