USBタイプC規格・USBパワーデリバリーの基礎と機器搭載・テストのポイント

〜 USBタイプCコネクタ、拡張されたUSBパワーデリバリー、Alternate Mode、物理層テスト・設計上のポイント 〜

  • 応用性が高い反面、複数の規格を理解する必要のあるUSBタイプCについて、必要な規格を明確化し解説する講座!
  • USBタイプCコネクタの基礎から実装のポイントを学び、大容量給電に対応した車載用機器、電子機器の開発に活かそう!

講師の言葉

 登場して20年を迎えるUSB規格は、データ転送用のインタフェースのみならず、給電にも利用され、時代のニーズに合わせて継続的に進化を遂げてきています。特にこの数年、通信速度はUSB3.1のGen2にて10Gbpsに、給電能力はUSBパワーデリバリーにて最大100Wまで強化され、周辺機器からPCへの逆給電も可能となりました。また2014年8月に規格が公開されたタイプCコネクタは、小型で薄型、かつケーブルの向きやプラグの上下を意識することなく接続できる利便性と、USBのみならずDisplayPortなど他の規格と共用できることから、機器搭載コネクタ数を削減できるため、一気に市場に普及すると予想されています。しかしながら、タイプCコネクタは、応用性が高い反面、USBパワーデリバリーなど他の規格との結びつきが強く、その理解のためには複数の規格書を読む必要があります。
 本セミナでは、USBタイプCコネクタの機器への実装にあたって、用途に合わせて必要な規格を明確化し、各規格の概要、技術、電気的テストをご説明します。計測からみた機器搭載のポイントを解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年06月28日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・USBタイプCコネクタを搭載する機器のエンジニアあるいは製品企画として従事されている方。特に電装品、パソコン、タブレット、スマホ、ストレージ、ディスプレイなど
予備知識 ・一般的な電気用語(電流、電圧、計測器の名称など)。USB2.0およびGbps超の高速シリアル・インタフェースについての知識があればなお良い。
修得知識 ・機器搭載にあたってどの規格を理解しておく必要があるか ・各規格の概要 ・基本的な実装例 ・USB以外の規格の対応方法 ・テスト方法(特に物理層)
プログラム

1. USBタイプCコネクタ:基本
  (1). USBタイプCコネクタ搭載にあたって必要な規格
  (2). USBタイプCケーブル/コネクタの概要
  (3). 接続のカラクリ
  (4). ケーブルの種類

2. USB PD:拡張された給電能力
  (1). 給電:他の規格状況
  (2). バッテリ・チャージング(USB-BC)との違い
  (3). PDメッセージ交換用リンクの物理層
  (4). PDメッセージの種類
  (5). 電源供給手順
  (6). 電源の規格
  (7). テスト方法

3. USBパワーデリバリー:タイプCコネクタAlternateモード
  (1). Alternateモードとは?
  (2). Alternateモードの回路
  (3). Alternateモード設定手順

4. USB3.1:規格と技術、測定
  (1). USB2.0との違い
  (2). Gen1(5Gbps)とGen2(10Gbps)の相違点
  (3). 実現方法
  (4). 物理層テスト手順
  (5). 設計上の注意点

キーワード USBタイプCコネクタ バッテリ・チャージング Alternateモード 給電受電電圧電流量 方向決定手順 パワーデリバリー 大容量給電 電源コネクタ
タグ 車載機器・部品電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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